パッケージは2タイトルを収納できるOリング・タイプのもの。考え抜かれたデザインと言うよりは、
お得なセット販売用の収納ケースと考えたほうが良い。『ロビン・フッド』の特典ディスクがDVD
なので、ブルーレイ3枚+DVD1枚の計4枚という内訳。
『ロビン・フッド』と『グラディエーター』がセットになっている意味は、特典映像に納められている
関係者の話でより明確に。ラッセル・クロウはリドリー・スコット監督にマキシマスと同じ髪型にしろ
と言われたと語り、また、『グラディエーター』は死を描いた作品で、『ロビン・フッド』は生を描いた
作品であるという発言も出てくる。以前から『グラディエーター』音声解説で監督とラッセルは続編を
匂わすやり取りをしていたが、これを踏まえると、ロビンはマキシマスが時代と国を超えて転生した姿
だと考えることも出来て楽しい。実際、天才数学者から悪のガンマンまで演じ分けるラッセルが、この
2作品ではどこか共通したキャラクター像を演じているのも興味深い。馬上で剣を受け取る演出も然り。
『グラディエーター』は新マスターで、以前の冷たく静かな画調から、暖色を基盤とした色調に再調整
され、場面によってはトリミングも変えている。何よりロング・ショットでの解像度の向上が素晴らしい。
現時点でリドリー・スコット監督が考える最新の『グラディエーター』像を観る事ができる。
既発の同作品をお持ちの方は比べるのも良いだろう。