本書でも触れられていますが、ロバート・ジョンソンの評伝についてはピーター・ギュラルニックの「ロバート・ジョンソン 伝説的ブルーズマンの生涯」と「コンプリート・レコーディングス」に付されたスティーヴ・ラヴィァによるライナーとであらかた知ることができるように思っていたので、本書については最初すこし懐疑的でした。しかし、本書は重心が評伝そのものよりも、取り巻く状況の移り変わりに置かれてあるので、たいへん面白く読むことができました。評伝部分についても簡潔に記されており、意外とライナーに載っているようなことをくどくど書くものが多くてうんざりさせられるので、必要最低限という感じでとても好感が持てました。ところで、ロバート・ジョンソン三枚目の写真も見たいところですが、ジョニー・シャインズと思しき男と写っている写真が最近発見されて「ヴァニティフェア」のサイトで見られますが、あれはどうなんでしょう。僕は個人的には別人のように思います。