僕の持っているCDとジャケットが全く違うので迷ったのですが、レコード会社、演奏者、楽団、指揮者、曲全て同じなので同一の物と思われます。が、8曲目以降は収録されていないのでこちらの方がお得です。
ギターはスペインの国器であり、フラメンコや民族伝承の音楽には欠かせない楽器ですが、ことクラシックとなるとギター1本で演奏されるギター曲以外ではほとんど使われません。ロドリーゴはギターの為のクラシックオーケストラ曲を作曲。それが本作です。なんと言っても有名なのは「第2楽章アダージョ」です。繰り返し演奏されるテーマメロディー、合間をぬって控えめに入ってくるフルートをはじめとしたオーケストラ。そしてエンディングに向かい、激情的に、悲壮感漂うギターとオーケストラ。泣けてくるぐらい美しいメロディー。
4曲目「ある貴紳のための幻想曲ビリャーノ〜」も個人的に大好きで、美しくものどかな牧歌的な出だし、ギターソロパート後、マイナーキーに転じ物悲しい旋律に、エンディングは明るくメジャーで…。こんな書き方だとせわしなく感じられそうですが、実になめらかでギターとオーケストラの対比が見事です。
巨匠イエペスとオーケストラの演奏が、時に美しく、上品に、物悲しく、激情的に…。聞いてもらえればこの意味わかります。