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ロックミュージックの社会学 (青弓社ライブラリー)
 
 

ロックミュージックの社会学 (青弓社ライブラリー) [単行本]

南田 勝也
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

誕生から35年をへて錯綜するロック・イメージを、アウトサイド、アート、エンターテイメントの3つの指標で解析。そこに仮託された超越・反抗・逸脱の感覚の社会的構造を検証し、ある種のコンプレックスを背負って展開してきた日本のロック受容史をたどる。

内容(「BOOK」データベースより)

ロックを成立させ、ロックであることを決定づける価値観の体系―支配圏・中央圏を否定する“アウトサイド”指標、純粋芸術に挑戦しつづける“アート”指標、ポピュラリティを獲得していく“エンターテイメント”指標―この三指標は、時代的背景である対抗文化との相互依存関係のなかで生み出され、相互に絡み合いながら継承されてきた。それは、演奏者が自己をロック・ミュージシャンと強烈に自負するとき、聴衆がロックを受容すると意識するとき、「ロックとして卓越した存在になること」を証明する原理なのである。三指標が文化的正統性をめぐって牽引しあいながら築くトライアングル=ロック“場”に入り込み、ロックに仮託された超越・反抗・逸脱の感覚と心性の社会的構造を検証する。

登録情報

  • 単行本: 212ページ
  • 出版社: 青弓社 (2001/08)
  • ISBN-10: 4787231901
  • ISBN-13: 978-4787231901
  • 発売日: 2001/08
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:単行本
 1967年生まれの社会学者が2001年に刊行した本。その目的は、何らかのライフスタイルを表すものと考えられつつも、その定義が一致したことがいまだかつて無い、錯綜したロック・イメージを、社会学の手法(ブルデューなど)を用いて整理することにある。まずロックの本質を示す指標として、「アウトサイド」(価値観の転倒)指標、「アート」(純粋趣味)指標、「エンターテインメント」(大衆性)指標が挙げられるが、この3指標はときに相互に大きく矛盾する。1970年代、対抗文化の解体を受けて、従来は偶然に結び付いていたこの3指標がそれぞれ分化と洗練化の様相を見せる(日本では、英米の「本場のロック」とのギャップを過度に意識して否定形の自己規定しかもてなかったロックと、反体制・自主独立を掲げるフォークとが対立し、最初から上記の3指標が分化してそれぞれ蛸壺化した)。まず反体制性(アウトサイド)を強調するパンク・ロックが、多様な「周縁性」を開拓しつつ、ロックの本道と見なされる。次いで、パンクを前衛芸術運動(アート)と見なすニューウェイヴが「ロック自体の否定」を始める。この過程で、ロックとブルーカラー文化(アウトサイドの一種)との乖離が進行する。1980年代、消費社会化の進展と共に、一方でロックの死が論じられつつ、他方でロックのポップ化(エンターテインメント)が進行し、メジャー・シーンのロック・ポップ(ニューロマンティクスなど)とマイナー・シーンのロック(ハードコア、ノイズなど)に二極化する。こうした中で、レゲエ、ワールド・ミュージック、ハウス、テクノ、ラップ(ヒップホップ)が登場し、競合することになる。ロックを学術的に扱った本として、読み応えがあり、かつ読みやすい。後半部分では、日本の戦後音楽史をロックを中心に(洋楽の土着化の歴史として)10年ごとにたどっており、「J回帰」論を考える上でも興味深い。
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形式:単行本
ロックの本質を示す指標として、「アウトサイド」「アート」「エンターテインメント」のおりなすロックの場からロックを分析。日本のロックも分析していて面白い。
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