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ロックと共に年をとる (新潮新書)
 
 

ロックと共に年をとる (新潮新書) [新書]

西田 浩
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「90歳になっても『イエスタデイ』を歌っているよ」ポール・マッカートニーはそう言った。誕生から半世紀、ロックを作る側も聴く側も年を重ねてきた。ジョージ・ハリソン、ロバート・フリップ、キース・エマーソン、ニール・ヤング、ポール・アンカ、ジェフ・ベック等々、もはや「伝説」となったアーティスト達が語る人生、死、仕事、解散、転落と復活......膨大なインタビューをもとに展開する、大人のためのロック論。

内容(「BOOK」データベースより)

「九〇歳になっても『イエスタデイ』を歌っているよ」ポール・マッカートニーはそう言った。誕生から半世紀、ロックを作る側も聴く側も年を重ねてきた。ジョージ・ハリスン、ロバート・フリップ、キース・エマーソン、ニール・ヤング、ポール・アンカ、ジェフ・ベック等々、もはや「伝説」となったアーティスト達が語る人生、死、仕事、解散、転落と復活…膨大なインタビューをもとに展開する、大人のためのロック論。

登録情報

  • 新書: 191ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/10)
  • ISBN-10: 4106103893
  • ISBN-13: 978-4106103896
  • 発売日: 2010/10
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hiraku トップ1000レビュアー
西田浩の「ロックと共に年をとる」を読了。新聞で文化部に属する著者のロックレジェンド達とのインタビューから感じたことを好感のもてる文章で表現しています。
ロックが生まれて60数年。ロックを切り開いて来たレジェンド達も70歳近くなっています。聴き手も然り。自分も新しいバンドはもう追っかけることができず、ライブもご無沙汰。旧譜を中心に聞く毎日。でも心に響く音もないのも事実。新聞のコンサート告知広告を観ても、70年代80年代の人達が中心。ロックも新しい音楽ではなくなってきたのかもしれない、と感じることもあります。

本書の最大の盛り上がりはやはり、新聞社文化部という仕事の中で出逢ったレジェンド達とのインタビューの裏話やこぼれ話です。ぜひとも読んでいただきたい。秀逸です。その中でも、KORNのジョナサン・デイビスとの逸話が白眉です。表現者の苦悩を垣間見れます。作者は素直に「自分のぎりぎりのところで、表現をしている人間がいることへの理解が欠けていた」と反省しています。読者の私も、表現者の奥底を感じ取れた瞬間でした。

新書なので、一つ一つのエピソードはどうしても軽くなってしまいますが、興味深い話が読めるのも事実です。中高年ロックファンには必須本ではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
タイトルに惹かれて、読んでみました。
基本的には40代以上のロック・ファン向けですが、かといってマニアックだったり難しいことが書いてあるわけではなく、
ロック・ファンであれば世代を問わず興味を持てる内容です。、

筆者がインタヴューしたミュージシャン達のエピソードがたくさん紹介されていますが、登場するミュージシャンは
ポール・マッカトニー、ジェフ・ベック、ロバート・フリップ、オジー・オズボーン、二ール・ヤング、
ビリー・ジョエル、ポリス、スティーリー・ダン、エアロ・スミス、ポール・ウェラー、ザ・フー、トレント・レズナー、
ボン・ジョヴィ、マライア・キャリーetc...と、バラエティに富んでいます。

筆者は大手新聞の音楽記事を担当する記者とのこと。新聞記者らしくバランスがとれた文章構成ですが、
最近ムーブメントとしての勢いを失くしつつあるロックの復活を後押ししようとする気持ちが伝わってきます。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
「あの時の経験で、新しいものさえ作っていれば、ヒットする可能性があることを学んだ。大事なのは、移り変わる時代の中で、自分の音楽の居場所をじっくり探すこと」(P.アンカ)

新聞社の音楽担当記者が、昨今のロック事情について書いた本。ロックが好きでたまらない、という気持ちが行間からにじみ出ている。 まとまりが良いとはいえない部分もあるが、著者の情熱が読み手をぐいぐい引き込むので面白く読める。若い頃に洋楽を聴いていた中年世代が本書の主要なターゲットだろう。

音響技術の進歩でライブの質が向上したため、老境に達したスーパースター達の公演が昔では考えられなかった品質で楽しめるようになったことも力説し、ライブに足を運んでみるように熱心に読者を勧誘している部分もある。

しかし、本書で一番興味深いのは、記者として著者が直接インタビューを重ねてきた記録でたどるアーティスト達の横顔や音楽観だ。

「きっと90歳を過ぎても、震えた声で『イエスタデー~』なんて歌っているよ」(P.マッカートニー)
「自分の心の痛みと格闘する僕の歌詞は、若い人々を励ましていると信じている」(J.デイヴィス)
「どん底を経験して、ファンが何を望んでいるかという、以前はあまり関心のなかったことを考えるようになった」(S.タイラー)
「伝統と革新は表裏一体で、ロックが築き上げたものを消化して初めて、斬新な作品を生み出せると考えている」(N.ギャラガー)
「僕自身は何も変わっていない。家に帰れば、ゴミ捨ては僕の仕事だよ」(C.サンタナ)

若者の文化として社会や大人世代への反発をエネルギーにして成長したロックが、約15年おきに訪れた3つの大きな変化(ビートルズ、パンク・ロック、オルタナティブ・ロック)を経てさらに発展を遂げた。そして、古典ロックへの回帰も織り込み、今や幅広い世代に訴える懐の広い音楽になろうとしている。そんな現在のロックの姿を、肩ひじ張らずに示している。
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