ストーリーは支離滅裂ですが、この映画を見てからストーリーが二の次でもかまわないかなと思うようになりました。ストーリーが意味不明でも音楽と歌と映像がこんなに良いとこんなに素晴らしい映画になるんだなあと感動しました。もうこの映画は理屈とかじゃないんだと思います。芸術に近かったです。映画の中でもデカダンスという言葉が出てきましたが、正にデカダンスだと思います。この映画は気持ち悪いシーンやいやらしいシーンばっかりなんですが、普通だったら気持ち悪い登場人物なのにこの映画の登場人物達はなぜか皆オシャレでカッコよく見えるし、普通だったらいやらしいシーンもこの映画だと全然いやらしく感じませんでした。一見バカなことばかりゆったりしたりしているんですが、映画の中で名言だなぁと思うセリフもたくさんありました。例えばフランクンの「夢みてちゃだめ、夢になりなさい、願うだけではだめ、夢になりなさい」とかあんなバカな映画なのにカッコいいことゆうなぁと感心してしまいました。ふざけとおしてる中にもメッセージ性があるのもこの映画の魅力だと思います。ふざけてるから押し付けがましくなくて素直に感心できるのかもしれないです。こんなふざけてて恥ずかしい格好の役を本気で演じてるティム・カリーがすごくカッコよかったです。子どもの時はティム・カリーが演じた「IT」のペニーワイズがとても怖くて嫌いでしたが、この映画のフランクン役のティム・カリーを見てからは、ペニーワイズも怖く感じなくなりました。むしろどんな役でも真面目に役作りして頑張っているティム・カリーは素晴らしい俳優だと再認識してしまいます。あと映画の最後に犯罪学者(ナレーター)が「そして地球の表面には、人間と呼ばれる生き物がはい回っている。時の中を、宇宙の中を、そして意味の中を。」と言ってるんですが、こんな意味のない映画の最後に「そして意味の中を、」と付け加えられるとなんか意味なんて考えても結局は無い、みたいに聞こえてかっこよかったです。途中話しが脱線しましたが、結局感想のまとめとしては映像が芸術的で音楽がかっこよくて、登場人物がオシャレな素晴らしい映画でした。考えなくても楽しめるので落ち込んでる時や疲れてる時に見ると元気がもらえる素晴らしい映画です。