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ロズウェルなんか知らない (講談社文庫)
 
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ロズウェルなんか知らない (講談社文庫) [文庫]

篠田 節子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

ときに愚かしくも愛しい“人間”を描く、胸に迫る長編
地方の未来を真面目にわらう!!
過疎の町を再生しようと悪戦苦闘する元若者たちが仕掛けた策とは……?
UFOで町おこし!?
「俺のところの民宿は、つぶれる。うちに田畑はない。あるのは今更だれも見向きもしないテニスコートだけだ。客は来る。公共工事の作業員だ。下請けの下請け、そのまた下請けの建設会社が、宿泊費を叩きに叩く。お袋は去年からこの先の工業団地にパートに出てる。それで過労から腎炎を起こして倒れた。倒れるほど働いたところで、食ってはいけない。俺はまたここを出ていって、東京で職を探すだろう。しかし学部卒の技術屋に職はない。ビル清掃か、キャバレーの呼び込みか、仕事があれば御の字だ。残ったおふくろは、民宿村と心中する……」(中略)「売るか、日本の四次元地帯で」孝一が手の中のショットグラスをカウンターに静かに置いた。「格好つけちゃいられねえってことだ」<本文より> --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

温泉もない、名所があるわけでもない、嫁のきてもない。観光客の途絶えた過疎の町、駒木野。青年クラブのメンバーたちは町を再生することで、自らの生き方にも活路を見出そうとするが。地方の現実に直面する人々の愚かしくも愛しい奮闘を描いた胸に迫る長篇。「日本の四次元地帯」として駒木野は再生するのか。

登録情報

  • 文庫: 656ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/7/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062760983
  • ISBN-13: 978-4062760980
  • 発売日: 2008/7/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヤキソバ 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー
形式:単行本
UFOで町おこしを計画する段階は、コミカルでつい笑ってしまう。人間は本当その気になると、現実と虚像の区別がつかなくなる。オカルト現象もその類なのかも知れない。しかし、冷静に考えると、この計画はでっち上げに満ちているのだから、しっぺ返しを食らう事は必定だ。ところが、その気になってしまった青年グループに、それを悟る理性が無くなってしまった。

理性が無くなったのは、青年グループだけでは無かった。

町民やアイドル司会者まで、簡単に巻き込まれるのは面白い。

人間の心理とは、その程度に、雰囲気に呑まれやすいものなのだ。

本書では、多くの凄味のある作品を発表している著者の、コミカルな面が楽しめる。同時に人間の心理に、楔を打ち込む。また、最終部分は感銘を呼ぶ。青年グループの努力は無駄では無かった。楽しい作品なので、一気に読み上げた。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
かなり分厚い本なのですが、読み終えるまでホントに眠れない。読み終えたあと、もう一度めくりたくなる本です。

中心になっているのは、東京の大学をでたものの、何だかんだの理由で、また田舎に戻ってしまい、「こんなはずじゃなかったのに」とぼやいている田舎の青年団(というにはトウのたってる独身男たち)です。
地方に住んでいる方は、舞台になっている地方の空気やそこに住んでいる人間の閉塞感が、ありありと感じられるのではないでしょうか。

この本の凄さは、村おこしの難しさをリアルに描いている点でしょう。
地方で金と実権を握っているのは高齢者で、かれらの出来上がってしまった固定観念を覆すのは行政のお題目では不可能で、それでもまだお題目を振りかざす小役人と、崖っぷちにいるのに動かない年寄りの現実には、ため息がでます。
青年団の個々がていねいに描かれ、なおかつセンチにならない突き放し方が気持ちいいです。
頭の固い爺婆もリスペクトをもって描かれてます。
日本人全員に読んでほしい本です。文章も読みやすくて◎
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By buo1653
形式:単行本|Amazonが確認した購入
私自身が観光地の活性化に少しばかり係わっていることもあり、この本の中に描かれた人々の姿からは、北海道のある町で観光にまじめに取り組む方々の顔が浮かんできます。そうやって人物像を明確にすることでかなり現実味を帯びた世界を楽しむことができました。

私に限らず少しでも観光にかかわる方であれば、『そうそう、こんな人いるよなぁ』『おいらの悩んでることと同じだよ』『こんなことできれば面白いよな』など、身近に感じているさまざまな事や足をひっぱる少しばかり(?)問題な人たちの姿が、この本の中にはテンコ盛りです。

実は、この本は過疎の田舎をテーマにしながらも、それは多くの企業や組織にもあてはまる問題なのかも知れません。このまま行けば経営が立ち行かなくなると分かっていながら、何も手を打たずに会社にしがみつく経営者や自治体の長たち。悪いのは全てひ人のせい。それはこの本の中の民宿や商店のお年より達の姿にかぶります。そんな日本の姿も、ここには秘められているように感じます。

しかし、この本はあきらめてはいません。それらの問題を解決してゆくのは、当初のきっかけは余所者の行動であったとしても、やはり地元のみんなの頑張りでしかないのだよ。きっと何とかなるはずだよ。そんな暖かな応援が聞こえてきます。
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最近のカスタマーレビュー
まあまあ
話自体が軽い感じがした。
自分たちが住んでいる田舎を盛り上げようとする若者たちの姿は共感できるものであった。... 続きを読む
投稿日: 24日前 投稿者: ヨッシー
がんばろう!地方
 村ごと「四次元ゾーン」遊園地にして町おこし。
 今では同じ発想でいくつもの地域おこしが実際にスタートしている。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: くわもちじんぺい
”しつこくあきらめない”という力
何かをやろうとするなら、人になんか頼らずに強い向かい風の中に一人で立つしかありません。特に行政なんか、な〜んの役にも立ちません。ああ、もうダメだ。絶体絶命ってとき... 続きを読む
投稿日: 2010/1/7 投稿者: Krokodil Gena
町起こしやろうAチーム(!?)
最初は本のタイトルが妙に引っ掛かった。
「ロズウェル」ってアメリカの有名なUFO事件「ロズウェル事件」が起こった所だよなぁ・・と。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/9 投稿者: 酔狂煙幕團
面白い^^
他の篠田節子の作品と一風違った小説でした。
え?コレ本当に篠田節子?と思ったくらい。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/7 投稿者: minmi
あったかい気持ちになれる小説。個人的には勉強にもなりました☆
町おこしという題材の小説は初めて読みました。
普段、何気なく観光へ行く立場としては、... 続きを読む
投稿日: 2009/2/6 投稿者: motley crue
面白かった!!
読み応え十分。村おこしに励む青年たちを描いた小説はいろいろあるけれど、... 続きを読む
投稿日: 2009/1/10 投稿者: yon
あ〜、面白かった
死に体の民宿村をなんとかしようと立ち上がる青年クラブ
地域と行政
良識と創意... 続きを読む
投稿日: 2008/7/21 投稿者: つばき
深刻な中にも希望が見える・・・かな?
... 続きを読む
投稿日: 2008/2/9 投稿者: hffrs850
痛快!一気読みしてしまった
なんにもない村がUFOで村おこし!?

「ロズウェル〜」というタイトルからして、UFOネタ好きの私をくすぐる!... 続きを読む
投稿日: 2007/1/8 投稿者: naoti
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