トレーディングの自動化とは
過去何年もの間、多く優秀な人々がトレーディングの自動化について試行錯誤を重 ねてきたが、その成功例を見たことがあるだろうか。プロのマネジャーたちはそのと きの市況に応じて複数のモデルを使いこなしているが、これらのモデルは、相場を知 り尽くした個人トレーダーの実績を上回ることはほとんどないのである。
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トレンドの見極めが重要で、ジョーロスのトレンド転換の1-2-3のパターンは、ケン・ロバーツの1-2-3のパターンや、ビクター・スペランデオの1-2-3反転方式にもよく似ています。ケン・ロバーツの1-2-3では9ヶ月の高値(安値)を参照し、ビクター・スペランデオのものではトレンドラインが併用されますが、基本的なトレンド転換の考えはジョー・ロスのものも同じです。
本書で一番強調されているのが、ブローカーへの取引手数料などのコストをいかにカバーするかということです。ジョー・ロスが本物のトレーダーだけに、このあたりがアナリストや理論家の書いた本とは異なっています。スリッページ、売買手数料は確実に口座を蝕みます。コストに対するジョー・ロスの真剣さは本物ならではです。
フロアトレーダーの取引スタイルについても述べられており、学ぶところが多い本だと思います。
ちなみにジョー・ロスは3分割の売買を薦めており、そのあたりは賛否の分かれるところかもしれません。
紹介されている手法は非常にシンプルですが、シンプルであるだけに誰にでも応用できるという利点があります。ポイントの認識方法は、若干主観の伴う部分もありますが、比較的明確にルール化できるものです。
シンプルなだけにダマシありますが、ダマシを避けるためにCCI(コモディティ・チャネル・インデックス)、ストキャスティクス、ボリンジャー・バンドなどをフィルターに使う方法も詳しく解説されています。
この方法はチャートさえあればa°にでもにでも試すことができ、プログラミングやシステム売買の知識なども不要です。新たな方法論を模索している人には、大きなヒントになること請け合いです。
余談だが、掲載されている氏のお写真のあごに2つ点を書き入れ上下逆さまにすると、なんとそこにピグモンが出現する。ロスフックとは大衆は見えていないが確かに「そこ」にあるものを見つけ出すための手法であり、氏は自らのお顔の創り立ちをもってその意味を暗示されている。素晴らしい!
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