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ロスチャイルド家―ユダヤ国際財閥の興亡 (講談社現代新書)
 
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ロスチャイルド家―ユダヤ国際財閥の興亡 (講談社現代新書) (新書)

横山 三四郎 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

紋章に刻まれた言葉は協調・完全・勤勉。家訓は「語るなかれ」。徹底した秘密保持と、一族の結束と連係で国際金融を制覇し、今なお世界を牛耳る巨大財閥の実像を描く。


著者紹介

1942年、山形県生まれ。65年、上智大学仏語科卒業。戸板女子短大教授(国際関係論)。上智大、東京女子大講師歴任。著書に『ニュースハンター――現代史の舞台をゆく』――講談社、『ペルシャ湾』――新朝選書、『二十のEC物語』――文藝春秋、『超国家EC』――講談社現代新書――などがある。


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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ロスチャイルドの世界系譜。, 2005/8/6
 大学の宗教学でオススメされた本です。最初の印象は、「薄いな」って感じだったんですが、読み始めると大変中身は濃く、ロスチャイルド家の世界が広がっていきました。
 ユダヤ人という事で何度も差別や偏見を受け、しかしそんな圧迫に屈することなく、時にはそれを逆手にとってビジネスを先駆けて巨大化するロスチャイルド家の力には圧倒されるものがあります。また、個人個人が不思議な趣味を持っていたり、だからといってそれが趣味だけで終わらずビジネスにまで結びつくところがロスチャイルド家らしくて好感をもてました。
 いつの時代もタイミングを見計らったり、情報を幅広く、手早く手に入れるなどの『ビジネスらしいビジネス』を理想的な形で行っていくロスチャイルド家の手腕はある意味読んでいてすっきりするようなものを感じます。
 世界に散ったロスチャイルド家と、世界に広がったにもかかわらず失われることのない家族の絆の素晴らしさ、大切さを感じます。
 また、日露戦争におけるロスチャイルド家と日本の関係も大変面白いものがあります。
 ユダヤ人についての参考書籍という事だったのですが、家族の絆やビジネスの進め方など、色々な勉強になりました。
 また、文体自体も学術書のようなとっつきにくい感じではなく、文学のような感覚で読めるところも魅力に感じました。大変参考になりました。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 歴史と財閥, 2002/10/4
By t-tatsumi (宮城県仙台市) - レビューをすべて見る
 イスラエル建国、ツタンカーメン発掘、ノーベル賞などロスチャイルド財閥が過去二百年の歴史と密接に関わってきたことが分かる。こうなると富の極端な集中ではあるが、財閥は世界にとって必要な存在なのではないかと悩んでしまう。現在でもダイアモンドのデビアスやリプトンなど多くの会社を所有していることからもその影響力の大きさが分かる。大財閥だけにエピソードも破格。イスラエル建国のために密かに土地を買い占める話や、一族内の高級ワイン戦争などはスケールが大きい話です。日露戦争時の資金調達など日本との関係も書かれていて、他にも興味深いエピソードが沢山あります。
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6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 シオニズムに反対していたロスチャイルド家, 2009/7/23
世界で最も有名であり、かつ、裕福な家系の一つであるロスチャイルド家は、ユダヤ人の家系である。このことはよく知られた史実である。ロスチャイルド家を語る場合、ユダヤの歴史と密接に関係してくる。しかし、本書では、ロスチャイルド家の商業活動と、ユダヤ人としてのロスチャイルド家を分けて解説している。その結果、内容が良く整理されており、読みやすい。
ユダヤ人としてのロスチャイルド家は、当初、シオニズム運動に反対していた。一族の中に「現代イスラエルの父」と呼ばれるエドモンは、ユダヤ人のパレスチナへの入植活動を支援していた。それにもかかわらず、シオニズムには反対だったという。イスラエル国家の建設を目指すシオニズム運動は、受け入れがたいものだった。国境を越える国際金融資本を操る、多国籍企業であるロスチャイルド家にとって、国を創って国境の内側に閉じこもろうとする民族主義は本質的に矛盾する考え方であった。そのため、ロスチャイルド家が、当初、シオニズムに反対するための組織さえ作っていたという話は、非常に興味深い。
他方、フランクフルトを皮切りに発展したロスチャイルド家は、ロンドン、パリ、ウィーン、ナポリと欧州5都市で活動する。国境を越え、情報を共有する多国籍企業であった。多くの企業を作り、冨を蓄積し、豪華な館に居住した大財閥の一族には、現在、最盛期の財力はない。その背景の一つとして、欧州において第一次世界大戦前後に出来上がった税制があったという。特権的な貴族といえども、過酷な税金から逃れられなかったのである。
また、ツタンカーメン王墓発掘、ノーベルの爆薬の新開発、日露戦争の日本の資金調達など様々な歴史の場面で一族が関わってきたエピソードも面白い。
ロスチャイルド家の歴史を概観するには、お勧めの書物である。(2009/7/10)
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