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ロスチャイルドのバイオリン (チェーホフ・コレクション)
 
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ロスチャイルドのバイオリン (チェーホフ・コレクション) [単行本]

アントン P. チェーホフ , イリーナ ザトゥロフスカヤ , 児島 宏子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

40余点の絵画で再現されたチェーホフ珠玉の短篇世界。

内容(「MARC」データベースより)

ページを開けば名状し難い神韻を帯びた空間が広がり、バイオリンの旋律が嫋々と流れるのを聴くに違いない。40余点の絵画で再現されたチェーホフ珠玉の短篇世界。

登録情報

  • 単行本: 72ページ
  • 出版社: 未知谷 (2005/02)
  • ISBN-10: 4896421213
  • ISBN-13: 978-4896421217
  • 発売日: 2005/02
  • 商品パッケージの寸法: 21.4 x 14.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 463,377位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 丸ごと芸術作品 2005/2/11
By カスタマー
形式:単行本
ヨーロッパでは、レストランや祭りで、バイオリンが演奏されることが多いような気がする。主人公ヤーコフは、寒村ともいえない寂しい村の棺桶屋だが、婚礼の祝いなどで、バイオリンを演奏する。村のこの同じオーケストラにロスチャイルドという大富豪と同じ名前のユダヤ人がいて、フルートを吹いているのだが...。短篇とはいえ、さすがチェーホフの小品。

物語もさることながら、この本の凄さ、絵であり、用紙であり、装幀にある。小さな表紙の画像でも、墨絵のような雰囲気は伝わるだろう。「挿絵」が「挿絵」にとどまっていない。といって、自己主張が強すぎて、読む邪魔になるわけではない。
不思議に思ったが『あとがき』を読んでわかった。ロシアの画家が手作りしていた本を、ロシア語を日本語にする以外をそのままに、そっくり再現したものなのだ。「画家」といっても、絵だけでなく、書籍デザインなどでも活躍しているとある。なるほど、なみならぬ芸術の雰囲気に満ちているわけだ。
そういうことで、時折、読み直しながら、絵を見直しながら、カバーを外し表紙を眺めている。
あとがきのページにある絵、どこか救世主のイコンのようでもあり、また「冬の日」の芭蕉を彷彿とさせるところもあったりする。珠玉の短篇だけでなく、この本一冊丸ごと芸術作品なのだ。
頭のなかでは物悲しいバイオリンの音が嫋々と響くかもしれない。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 哀切きわまりない短編です 2007/8/6
By Pipo
形式:単行本
チェーホフの短編の中でも、その切々たる哀感がたまらない作品です。

重病の妻を抱える、腕のいい棺おけ職人が主人公です。いっこうによくならない暮らし向きに「○○ルーブルの損失がある!」と苛立ち、ユダヤ人の楽隊(東欧で音楽を業とする「アシュケナージ」と呼ばれるユダヤの人々でしょう)に混じってバイオリンを弾いては小銭を稼いでもいますが、これももろもろの事情で足が遠のき…そして妻は閉塞感のもとはそれだけではないと伝え…と、夫婦の間にいろいろと積み重なった人生の哀しみが語られます。

画家イリーナ・ザトゥロフスカヤが出版を意図せず、個人的に絵をつけたいわば「マイ画集『ロスチャイルドのバイオリン』」をもとに出版されていますので、非常にアーティスティックな作品に仕上がっています。文の情景を端的に表すというより、心象風景を描いたような絵が作品の哀感をさらに誘います。

私は露文の構成に明るくないのであくまでも感想なのですが、訳文にもう一工夫が欲しいように思いましたのでこの評価としたいと思います。
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