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24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
オピニオンリーダーとしての成長に期待,
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レビュー対象商品: ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465) (新書)
タイトルは「ロスジェネはこう生きてきた」とあるが、内容は「ロスジェネ」というより、著者自身の個人史に近く、処女作である「生き地獄天国」の改訂版と考えた方が違和感なく読めるだろう。ただ、前作(生き地獄天国)と違うのは、10年近い時の経過と、著者自身の成長により、「社会学的な観点」が加えられたことだ。前作が「私のことを判ってほしい!」的な動機で執筆されている(と思われる)のに対し、本書は「現近代史から観た私」という一歩引いた目線で、著者「雨宮処凛」が分析されている。が、それだけに、第三章で「やりたいことが決まるまで動き出すこともできないというニート問題(P.84)」や、「若者たちの多くは自ら進んでフリーターとなったのだ(P.100)」など、政治的な失策を「個人的な資質の問題」にして責任逃れをしたい政府側の論理に追従してしまっているのは残念なところだ。統計学を少しでも学んだことのある人なら、これらが労働条件や雇用環境の悪化によってもたらされているということは容易に判断できるのだが、この辺の理解に、著者自身の「課題」が残されていると言えるだろう。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
平和でも楽じゃない(ーー),
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レビュー対象商品: ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465) (新書)
前半部に学校が暴力と猥褻に満ちた酷い場所だったことが詳しく書かれている。少し驚いた、良くここまで覚えてるものだ。
「いまの若者は平和で豊かな世の中に育ったため打たれ弱い甘ったれになってキレやすくなった」と言いたがる呆けた人たちに、じゃあちょっとコレ読んでみてよ!と言いたいです。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
雨宮の自伝的著書,
By ミイラ監獄人 (兵庫県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465) (新書)
フリーターをやっていたけど物書きとして成功して生き残っているという、モデルマイノリティ(成功した少数者)の人生の記録である。
既に雨宮が自伝として出している「生き地獄天国」と比較するとすれば、その当時に社会ではどんな事が流行したか、どんな重大な事が起こったか、という観点が追加されている。何より「生き地獄天国」を書いた段階では参加してないプレカリアート(不安定なプロレタリアート)の生存運動に関することが多く書かれている。プレカリアートが生き残るのに参考になりそうな部分は、フリーターの労働組合などの紹介くらいだと思われるが、なぜこんな状況になったのかを社会の体制の問題として見る上で勉強になる所も多い。 世を騒がせた犯罪者に自分の心の闇を見つけたり、ヴィジュアル系バンドにはまったり、リストカットをしたり、ネットが普及しだした頃にメンヘル系サイトに出入りして交流を持ったり、といったありがちで理解しやすい心理と行動をとっているが、そうした傾向を持つ人やプレカリアートが、雨宮のように生き残る側に立つ術は書かれてない。雨宮の周りのプレカリアートが安定した生活を獲得した例の紹介などがあればよかったが、そうした人は雨宮の周りにはいないのだろうか。 ある一定の正規のルートから外れると貧困にすべり落ちてしまうという状況は分かったが、正規のルートから外れながらも安定した生活が保障される新たな生き方の提示などがされる必要があるように思った。
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