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ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎 (晶文社ミステリ)
 
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ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎 (晶文社ミステリ) [単行本]

アントニイ バークリー , 武藤 崇恵
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ウィッチフォード事件を見事解決に導き、名探偵の盛名あがるロジャー・シェリンガムは、「クーリア」紙の編集長から、ラドマス湾で起きた転落死事件の取材を依頼され、特派員として現地へ向かった。断崖の下で発見された女性の死体は、当初、散歩中に誤って転落したものと見られていたが、その手が握りしめていたボタンから、俄然殺人事件の疑いが浮上していた。警視庁きっての名刑事モーズビー警部を向うにまわして、ロジャーは自ら発見した手がかりから精緻な推理を展開、事件解決を宣言するが、つづいて第二の事件が…。快調シェリンガム・シリーズ第3作。

内容(「MARC」データベースより)

ラドマス湾で起きた転落死事件。当初は事故死と見られていた事件だが、死体が握っていたボタンから俄然殺人事件の疑いが浮上。シェリンガムは僅かな手がかりをもとに見事な推理を披露して、モーズビー警部を唸らせるが…。

登録情報

  • 単行本: 317ページ
  • 出版社: 晶文社 (2003/4/1)
  • ISBN-10: 4794927363
  • ISBN-13: 978-4794927361
  • 発売日: 2003/4/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 708,537位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By spikework VINE™ メンバー
形式:単行本
バークリーが何度も書いている
従来の探偵小説批判の一つ。それらの中では初期にあたります。
“いくつかの事実から導き出せる推理はたった一つしかなく、しかもその推理はいつも正しい”
そういった従来の探偵小説へのアンチテーゼです。
そして、この作品では探偵シェリンガムと実直な警察官モーズビーの
対立させるということで作品を構成しています。

ただ、心理探偵小説をめざしていながら、同じテーマを扱った後期の「最上階の殺人」と比して
人物が生き生きと書かれていないこと
あまりにも、シェリンガムの推理が証拠に拠らないのが
難点です

このレビューは参考になりましたか?
By トップ500レビュアー
形式:単行本
ラドマス湾で起きた転落死事件の取材のため、現地を訪れた
小説家で素人探偵のシェリンガムと、その従弟のアントニイ。

当初その転落死は事故と思われていたが、状況証拠から、被害者の従妹で、
遺産相続人でもあるマーガレットによる殺人の疑いが濃厚になっていたのだ。

マーガレットに会ったアントニイは、たちまち彼女に
一目惚れし、シェリンガムも彼女の無実を確信する。

かくしてシェリンガムは、スコットランド・ヤードの名刑事・モーズビー警部を
向こうにまわし、マーガレットの容疑を晴らすべく、捜査に乗り出すのだが……。

本作では、墜死事件のほかに、毒殺事件も発生するのですが、その二つを結びつける
シェリンガムの解決がじつに秀逸(何といっても、あの××よりも、八年も先んじている
のですから脱帽です)。

しかもその独創的なアイディアを、ダミーの解決として使い捨てることで、
予定調和なカタルシスを放棄し、代わりに、シェリンガムの特異なキャラ
を鮮烈に印象付けようとするところが、バークリーの真骨頂と言えます。

要するに、前二作から一貫してモチーフとされてきた本格ミステリの“お約束”に対する徹底的な
相対化とアイロニーが、本作において、“迷走推理機械(?)シェリンガム”として結実したのです。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
迷走する探偵 2005/1/15
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 バークリーらしく、推理小説をおちょくったような作品。ロジャー・シェリンガムが迷走する様子を楽しむことが出来る。文体にもユーモアがあり、安定した面白さを保証してくれる。しかし、そうしたところを楽しんでいると、真相を見落とすことになるのでご注意。
 話そのものは単純で、崖から突き落とされた婦人と、遺産や愛人関係をめぐってさまざまな人物が入り乱れる。それぞれに動機も機会もあった容疑者たち。シェリンガムは華麗な推理を披露する。
 単純さと複雑さの絡まり合った好篇であろう。
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