レポートの参考文献用にと考え、購入し読ませてもらいました。
全編を通して、非常に面白い内容で、心理療法、カウンセリングに興味、関心があれば是非読んでみて欲しいですね。
本書を読めば、ロジャーズの考え方、生き方を深く理解出来、カウンセリングに対する心構えに、必ず変化を与えてくれると思います。
私がもし、カウンセリングを受ける立場(クライエント)であったならば、ロジャースの考えを深く理解してくれている心理療法家にお願いしたい。
本書の良さは、私が語らずとも、他の方のレビュー、増刷具合でわかると思いますので、ちょっと気になった部分を書きます。
「第3章クライエント中心療法」を執筆された、横溝亮一さん。文章の書き方が回りくどく、まとまっていません。
もちろん、私の文章読解能力も優れているとは言い難いですが、一番気になった部分を挙げさせてもらうと…
本文:『そういう人の場合には、彼の面接中の、言葉の調子や、音声、抑揚、その他の面接中の彼の態度が、彼の使用する「方法」を裏切っているのである』
解釈(私)→『そういう人の場合には、面接中の言葉の調子や、音声、抑揚、その他の面接中の態度が、彼(ロジャーズ)の使用する「方法」を裏切っているのである』
本文のままだと、前述した部分で内容ではなく、文の解釈に頭を使ってしまい、集中が途切れます。そこが残念でなりません。新版として出すならば、文章も研鑽して欲しかった。
小難しい言葉を並べて、小難しい言い方で論じても、良いことはありません。読みやすさって大切だと思います。
ストレートに内容が伝わるようにして頂ければ、心理学や心理療法を学ぶ人がより、ロジャーズの思想に触れ、本書もより多くの方の手に取られ、広まると思います。
是非、次に改訂する時は頑張って頂きたい。素晴らしい内容なので。