〇感想
本書は他の方々のレビューを拝見しても賛否両論ありますが、
"話しがわかりにくい人にまず読んでもらう(渡す)本"
という位置付けにおいては、薄くて小さいこともあり、
良い本だと思います。
一方で、コミュニケーションをしっかりと学びたい人には
全く不向きだと思います。
本書では「話の設計図を作ることが重要」ということが、
唯一、かつ最大の主張です。
要は、情報(話したいこと)を整理して話しましょうと
言っているだけです。
話が分かりにくい原因は2つです。
・頭の中で言いたいことがまとまっていない
・言いたいことを伝える力や情報整理のスキルが乏しい
話が分かりにくい人に対しては、本書のPart3の話し方の問題点を
認識してもらい、分かりにくい表現(話し)に遭遇するたびに、
分かりにくい理由(問題点)を明示してあげることが効果的です。
そして、課題を認識した上で演習等に取り組んでもらうことで、
変化は見られます。その後は、日常業務を通じた訓練あるのみです。
「なぜ分かりにくいのか?」の観点を持ち続けることが重要です。
〇概要
本書の構成は下記のようになっています。
・コミュニケーションの重要性を説明
−話が伝わらない原因と解決の方向性を解説
→「話の設計図(アウトライン化)」の有用性を主張
・「話の設計図」の有用性を分かりにくい話の事例を用いて説明
−問題点と改善方法を解説
・日本人に共通する話し方の問題点を説明
−11個の問題点と問題が生まれる7つのポイントを解説
・アウトライン化の方法を演習を用いて説明
−アウトライン化の進め方を解説
〇コメント
他の方も書いておられますが、内容に対してこの価格は高いです。