10年程前に初めてDVDが出た時は、字幕焼付けで画面も非ワイドスクリーン
対応だった為購入を見送ってたら店頭から消えて中古市場で値段が
高騰していたので今回のデジタルリマスター化での再発売は本当に嬉しい限り。
画質はオリジナルネガからのテレシネということで文句なしの画像。自然な色味です。
音声も圧縮しないリニアPCM(2.0ch)ステレオでこだわりが感じられます。
特典映像は1992年に作品25周年式典が行なわれた時にドゥミの妻アニエス・ヴァルダが
監督したドキュメンタリーです。音楽シーンだけ再生も可能です。
絶頂期のカトリーヌ・ドヌーヴとお姉さんのフランソワーズ・ドルレアックの共演がこの
作品で初めて実現しました(この作品の後自動車事故により25歳の生涯を閉じます)。
ハリウッドからジーン・ケリー(好演)ジョージ・チャキリスを呼び寄せ、ミシェル・
ピコリやジャック・ペラン、ダニエル・ダリューらフランスからの共演陣も豪華。
出会いと別れ、人生を謳歌するため前向きに生きようと歌って踊る出演者たちが
軒並みの好演ぶりで、映画史上でも白眉と云える感動的なラストシーン
(何度観ても泣けますね)へと繋がるお話に豊かな彩りを添えてくれます。
本編も勿論ですが、サウンドトラックも素晴らしい!
テレヴィのCF等で有名になったミシェル・ルグランの『キャラバンの到着』
を始めとする、心躍る、それでいてどことなく切なくもなる旋律、名曲が
目白押しです。ご覧になったらサウンドトラックCDも欲しくなると思います。
『
シェルブールの雨傘』と同時の発売ということで、両方購入する方が
多いのでしょうか。シェルブールももちろん素晴らしいですが、心からハッピーな
気持ちになりたい方は、ひとまずこの作品をご覧になって頂きたいです。
原題:"Les Demoiselles de Rochefort" 1967年作品、123分。