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ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記 (アスキー新書 71)
 
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ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記 (アスキー新書 71) [新書]

常岡 浩介
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

プーチンの血塗られた闇
暗殺された元FSB中佐リトビネンコ氏の、日本人唯一の盟友が綴る渾身のルポ!

未曾有の経済発展の陰で、「闇の戦争」が行われているロシア。
暗殺された元FSB(ロシア連邦保安局)中佐アレクサンドル・リトビネンコの盟友が綴る、渾身のルポ!

2014年冬季オリンピック開催地に決まったロシアのリゾート地「ソチ」。しかし、そのすぐそばで、今でも戦闘がくり広がれていることを知っていますか? ロシアでは、情報統制の成功と目覚ましい経済発展の華々しさの陰で、決して表に出てこない「語られない戦争」が続いているのです。
本書では、紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊への従軍取材や、取材中のイングーシ共和国でのロシア秘密警察による拘束などの体験をもとに、ロシアの闇を暴きます。ロシア側の発表でしか語られないチェチェン戦争の内幕、アンナ・ポリトコフスカヤをはじめとしたプーチンに対抗するジャーナリスト、政治家たちの不審な死とFSBの関係、英国で暗殺されたアレクサンドル・リトビネンコが語った、FSBの諜報活動の実態-- ロシアの今の繁栄がどのような犠牲の上に成り立っているのか、プーチンから大統領職をバトンタッチされたメドベージェフはどのような宿題を渡されたのか。予測のつかない今後のロシア情勢を占う上での一助となる内容です。
また巻末には、リトビネンコと友人であった著者が2004年に2回に渡って行ったリトビネンコへのインタビューの全文を掲載しています。

内容(「BOOK」データベースより)

豊富な天然資源とプーチンという強力な指導者により未曾有の経済発展を遂げたロシア。だがその影で、けっして表に出ることのない「語られない戦争」が、いまでも行われている。紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊での体験をもとに、ロシアの闇を暴く。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: アスキー・メディアワークス (2008/7/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4048671863
  • ISBN-13: 978-4048671866
  • 発売日: 2008/7/10
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
アンナ・ポリトコフスカヤやリトヴィネンコのロシアやチェチェンの本を読んで、
最後に読みました。私たちも無関係ではないことを知り、愕然としています。
ロシアが第2次チェチェン戦争を始めた時、西側は制裁をして反対しました。
でも、日本と中国だけは支援しました。7億円も出しました。なぜか?資源のパイプラインが欲しいから。
残念ながらそれは今、中国を通っていますが。
その判断をした人を選んでいるのは私たちです。その資金でチェチェンの子供や女性や民間人を
ロシアは虐殺しました。考えるとやり切れなくなります。
従軍しながらの記事なので真に迫るものがあります。
一方的な見方とは言え、納得させられます。是非読んでほしい1冊です。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:新書
今ロシアは、豊富な天然資源と「プーチン」という強力な指導者によって
一気に経済発展を遂げた。
だがその影で、「チェチェン紛争」という戦いが今も続けられている。
しかもこの紛争は、ロシアのメディア統制によって、私たちのところには正確に伝わってこない。
そればかりか、チェチェン紛争を正確に報道しようとしたジャーナリストは、暗殺もされた。

「おわりに」で断っているように、この本は徹底的にチェチェン側に立って書かれている。
その意味では中立ではないと著者は、はっきり言う。
だが、目の前で砲弾が飛び交う状況をストレートにルポされると、
ルポの公平さなど、どこかに吹き飛んでしまう。

 私がこの9年で知り合ったチェチェンの人たちのほとんどはその後殺害されてしまったか
 生き残った人も世界のどこかに亡命してしまった。そんな取材地は他にはない。
                  ……本文より

暗殺されたリトビネンコ氏の日本人唯一の盟友が語る、熱いルポである。
「闇の国家」とも言われるロシアの、まさに闇の部分をあぶり出した好著である。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
いまどき、陰謀論がリアルさをもって語られる稀有な国ロシア。これまで、「劇場人質事件」「小学校人質事件」などチェチェンゲリラの犯行とされたものが、ロシア情報機関の関与を示唆する見方が多々披瀝されている。KGB出身のプーチンが最高指導者になって、「民主主義」の体裁はとりつつもロシアの情報統制はよりソフトかつ巧妙になった。あからさまに「悪の帝国」だったソ連と違い、ロシア政府の発表を「頭から疑ってかかる」という報道ができないでいる。「新生ロシア」が纏う闇のベールは深いのか否か。本書は正解を与えてくれる本ではないが、ひとつのヒントにはなる。

ムスリムとしてチェチェン独立派軍に従軍した著者は完全にチェチェン寄りである。著者は日本国内のチェチェン報道があまりに無関心ないしはロシア寄りなのに憤慨する。ある種の宗教的使命感もあると思うが、ロシアの攻撃、餓死などなど落命の危険すら顧みず独立派軍を追い続ける。域内のすべてが戦場と化し、人口の10分の1が戦争の犠牲になったというが、いったいどれだけ危険なエリアなのか…

人物雑感の分量が多い。ロシアに「テロリスト」呼ばわりされる彼らだが、過激な行動はなぜ取れるのか。宗教的民族的使命感はもちろんだが、従軍するより街中にいたところでロシア軍に殺される危険の方が高いなどやむにやまれぬ事情で巻き込まれる理由も少なくない(それでも友人たちのほとんどが死ぬか消息不明になったという)。そうした背景が彼らの肉声を通し伝わる。

また、ロシア内で独立しようとするチェチェン兵を使い、グルジアは自国内で独立しようとするアブハジアを攻略しようとする。そのグルジアもアメリカに使われているというチェチェンと国境を接するロシアとグルジアのチェチェンを巡る複雑な関係も垣間見える。

内容はあまりまとまっていないが、整然としていない分、チェチェン兵の貴重な生の言葉や従軍体験が重みをもって伝わってくるし、著者自身が変に中立を装わず、はっきりとロシアに敵意を表明しているのも、作りとしてはありかなと思う。実名を挙げられないなど、戦争から10年がたとうとするのに今だロシア情報機関を恐れる著者に、ロシアという国の底知れない恐ろしさを感じた。
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