2014年冬季オリンピック開催地に決まったロシアのリゾート地「ソチ」。しかし、そのすぐそばで、今でも戦闘がくり広がれていることを知っていますか? ロシアでは、情報統制の成功と目覚ましい経済発展の華々しさの陰で、決して表に出てこない「語られない戦争」が続いているのです。
本書では、紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊への従軍取材や、取材中のイングーシ共和国でのロシア秘密警察による拘束などの体験をもとに、ロシアの闇を暴きます。ロシア側の発表でしか語られないチェチェン戦争の内幕、アンナ・ポリトコフスカヤをはじめとしたプーチンに対抗するジャーナリスト、政治家たちの不審な死とFSBの関係、英国で暗殺されたアレクサンドル・リトビネンコが語った、FSBの諜報活動の実態-- ロシアの今の繁栄がどのような犠牲の上に成り立っているのか、プーチンから大統領職をバトンタッチされたメドベージェフはどのような宿題を渡されたのか。予測のつかない今後のロシア情勢を占う上での一助となる内容です。
また巻末には、リトビネンコと友人であった著者が2004年に2回に渡って行ったリトビネンコへのインタビューの全文を掲載しています。
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