世界史というと高校生のカリキュラムとして世間で話題になっていますが、確かに教科書としてはこんなに面白くないものはありません。時代を追ってはいるものの、地域があちこち飛びながら、訳のわからない外国語の固有名詞を暗記物と詰め込みながらして、徹夜で試験対策を行うのは何と無味乾燥なことか。
理系大学志望の私は、日本史とセットで受験科目からはさっさと外しました。
でも、やっぱり社会人になって社会で生きていくには歴史って大事なんですよね。特に海外に駐在して仕事をしたり、日本にいてもいろんな外国人と付き合っていく中で、世界史はある程度は常識として知っているべきです。あー、英語と合せてもっと勉強しておくんだった、と思っても後の祭りか...。
と、いうことで、40過ぎという、いい歳をしてこのシリーズを発刊とともに読み始めたのですが、ン十年前に学校で習ったの世界史とは全く違う視点で書かれていること、各テーマ毎の歴史の流れやストーリーがわかるので、非常に楽しみながら読んでいます。
その中でも、この刊は最も興味深く、読んでいてたいへん引き込まれる内容でした。
ロシア史に触れるのが殆ど初めてだったということもありますが、歴史というよりは生の人間ドラマを見ているような王朝絵巻が展開します。
高校生の頃、世界史の先生が「科目としては面白くないけど、世界史を好きになるには教科書ではなく、自分の好きな時代、地域の物語を見つけることだ。」と、いつも言っていたのを思い出しました。