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ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 (講談社現代新書)
 
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ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 (講談社現代新書) [新書]

中村 逸郎
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

二重権力体制の行きつく果てに待つものとは? 再び「偉大な国家」をめざし、新冷戦を辞さぬ構えのプーチンとメドヴェージェフ。 それを支える現代ロシア社会の構造と民衆の心性に迫る。

内容(「BOOK」データベースより)

プーチンは欧米諸国に配慮し、大統領を任期満了で辞めるかたちをとりながら、任期のない実質的な最高権力者となる首相職に就任した。対外的にはロシアの政治的な進化を見せつけながら、他方でプーチンは絶大な政治権力を手に入れたのである。本書ではさまざまな社会問題の分析をとおしてプーチン・メドヴェージェフ体制の政治構造を解明したい。そしてその先に見えてくるのは、現在の二頭体制とロシアの伝統的な政治文化の整合性の問題である。新しい政治現象をテーマに据えることで、逆にロシアに古くから根ざす政治文化を浮き彫りにする。現代は過去に通じ、過去は現代に開かれていることがわかるはずである。

登録情報

  • 新書: 248ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/11/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062879689
  • ISBN-13: 978-4062879682
  • 発売日: 2008/11/19
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
ロシアの本を読むといつも政府の強権ぶりに驚く。今年のメドべージェフの圧勝にも違和感があったが、本書を読んでさもありなんと言う感を持った。中間発表より最終発表の方が野党の得票数が減っている、区議の指示で区役所職員が替え玉投票する。首長がすべて政府の任命のために、このようなことが起こってしまう。

笑ってしまったのが、プーチンがテレビで国民の質問に答えるという番組。「こんにちは、ヴラジミール・ヴラジミロビッチ」と題された1章で、国民から寄せられるさまざまな質問や要望にプーチンがあれこれと答える。腕時計を右にはめるのはなぜか、子育てはどうしたか、携帯番号を教えて欲しいと他愛のない質問が並んでいるが、時には水が出ない、学校が閉鎖されたままだという直訴を叶えることで「すぐやる」行動力をアピールする場にもなっているが、無批判に国家指導者を賛美する番組が放送されるのもロシアらしい。

公刊情報だけでなく、選挙不正に荷担した区役所諸君の話など、著者自身が汗を流して得た情報も多く、読める内容になっている。民主主義の仮面をかぶるロシアの現状について批判的に描いている。トピックはほとんど今年(2008年)のものであり、現状を正確に反映できているのではないか。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sandroc
形式:新書
プーチンの選挙でのいんちきが一番興味深かった。やはりロシアはいまだ前近代的な国なのだ。しかしプーチンが前に乗り、メドベージェフが後に乗るロシアの「タンデム体制」についての分析が少なかったのはちょっと残念。サブタイトルから、もっと多くがこのトピックにさかれている感じがしたので。メディアでの「プーチンと一般市民との対話」からさまざまなことを読み解いているが、これは結局官製のものであり、本書でもこれが官製のものであることは前提におきながら話が進められてはいるものの、それほどつっこんだ分析をしないままそんなに分量をさかなくてもと思った。また、P185で、著者は、「プーチンとメドベージェフの二頭立て体制を「タンデム型デモクラシー」と名付けることにする」とあたかも自分で命名したように書いているが、これはちょっと「?」。タンデモクラシー(タンデム型デモクラシー)とは、すでにロシアで言われているように思いますが?
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