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ロシアについて―北方の原形 (文春文庫)
 
 

ロシアについて―北方の原形 (文春文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

この巨大な国と日本は出会いの時から誤解を積み重ねてきた。歴史を検証してロシアの本質に迫り、両国の未来を模索した秀逸な評論

内容(「BOOK」データベースより)

巨大な隣国・ロシアを、いかに理解するか。歴史をつぶさに検証してロシアの本質に迫り、両国の未来を模索した評論集。読売文学賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 259ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1989/06)
  • ISBN-10: 4167105586
  • ISBN-13: 978-4167105587
  • 発売日: 1989/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
日露交渉史の原形
-歴史という大きな枠の中で、日本とのかかわりにおけるロシアを見る。

クルーゼンシュテルンの世界航海日誌におけるロシアの様子、シベリアの食糧問題解決のためにレザノフが日本に派遣されて、交渉に失敗し、そのレザノフが報復に日本の北辺を襲撃させたフヴォストフ大尉事件。それに反応した日本が起こしたゴローニン少佐事件など、世界史・日本史の背景に富んでいて興味深い内容だった。

北方領土についての記述になるほどと思わされた。

-クリミア半島のヤルタの保養地でアメリカのローズヴェルトがソ連を対日戦に引き込むべくスターリンに説いていた。モンゴルと千島列島とが等価値であるように並んで記され、アジアにおける戦後領域が決められた。もし千島列島が返還されるとしたら、モンゴル高原も中国が要求した場合に返還せざるを得なくなる。

だから、ロシアは日本に北方領土を返せない。と言っているように読めた。この話は受験生時代に聞いた覚えがあったのだけど、改めて知ると、やっぱり新鮮だ。本ってそういう点でうれしい。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By momcat
形式:文庫
思い起こせば司馬遼太郎は、
ロシアと日本の交渉をモチーフに書くことの非常に長い作家だった、と言える。
坂の上の雲、菜の花の沖。
古書街にトラック付けで資料収集に出向くという伝説すらあった人だから、
ロシアについてはかなり詳しい人物だったと思われる。
その司馬遼太郎が、ロシアと日本の関わりの「原形」と銘打ってロシアについて述べている。
しかしソ連末期の時期にあって、時事問題に直接触れることを憚ったためか、
暗喩と示唆には富むものの、かなりの「ぼかし」もあり、
はっきり言えば何を言わんとしているかややアイマイである。
リアルタイムで読めばまた違ったのかも知れないとも思うが、
逆に考えれば20年を経てもなお読むに耐えることの方を評価すべきかも知れない。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「菜の花の沖」「坂の上の雲」を読んで、司馬の語る日露関係史に興味をもったところ、そのものズバリの題名で一冊出ていたので思わず手に取りました。

ロシアという国家について、主にモンゴルや中国、日本などアジアとの関係を通じて詳しく記述されています。日本人にとって遠い国と感じられるロシアが日本やアジアといかに密接に関わってきたかということがよく理解できます。

「国家」という概念を語るのは司馬の得意とするところですが、上記2作の長編を書く過程を通じて司馬のなかにロシアという国家に対する特別な感情(私には思い入れとか愛情とも受け止められましたが)が感じられた一冊でした。
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ロシア+モンゴル
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「坂の上の雲」で日露戦争を描いた司馬遼太郎氏
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近くて遠い国を知りたい
... 続きを読む
投稿日: 2004/8/17 投稿者: nanpakku
小説のような面白さで読めるロシア評論。
冷戦時代の一方の主役は、ソビエト連邦である。この呼び名も随分昔のことのように感じてしまうのだが、今から振り返ってみれば、ロシアという国が、その歴史の中で一時的にソ... 続きを読む
投稿日: 2004/6/11 投稿者: 街道を行く
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