私は最初この本を読んだ時、わけがわからなくて本を投げてしまった。
生? 死は無だから無は無いから死は無い? 何言ってるんだ?
しかし、「わからない」、だからこそ、人は考えることが出来るのだ。
私は考えた。なぜ、そうなのか。これは、なんなのか。
何も考えずに読んで、池田さんの本ほどつまらない本は無いだろう。
考えながら読んで、池田さんの本ほど面白い本は無いだろう。
鮮やかに展開されていく思考に、私の精神も一緒に展開されていく、この快感は、やはり考えるだからこそなのだ。
この「ロゴスに訊け」は、数ある池田さんの本の中でも、思考の鮮やかさがピカイチだと私は思う。
池田さんの本を読もうと思ったら、まずは「ロゴスに訊け」や「残酷人生論」を読んでみて(私はこの2冊がお薦めだ)とにかく「わからない!」を体験して欲しいと思う。むしろ、話題になった「14歳からの哲学」は回りくどすぎる感がある。
「わからない!」
そう思ったら、本を投げないで、だからこそ考えることが出来るのだと、改めて自分と・世界と、向かい合って欲しい。