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ロコモーション (光文社文庫)
 
 

ロコモーション (光文社文庫) [文庫]

朝倉 かすみ
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

この結末は、幸せ? 不幸せ?

吉川英治文学新人賞『田村はまだか』では止まらない。
「週刊現代」「週刊新潮」「産経新聞」その他メディアで「強烈な読後感」と絶賛の一冊。
朝倉かすみの衝撃的才能。最新書下ろし長編。

彼女の名はアカリ。
この街でいちばんさびしい女のひと。
いちばん気になる女のひと。

小さな街で、男の目を引くカラダを持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。
色目を使われたり「むんむんちゃん」などのあだ名を付けられたりしない静かな生活を送りたくて、大きな街に引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。
しかし、新しくできた屈託のない親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が、彼女の心の殻を壊していく──。
読む者の心をからめ取る、あやうくて繊細でどこか気になる女のひとの物語。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

小さなまちで、男の目を引くからだを持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。静かな生活を送りたくて大きなまちに引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。しかし、親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が彼女の心の殻を壊していく―。読む者の心をからめとる、あやうくて繊細でどこか気になる一人の女性の物語。『田村はまだか』に続く珠玉の一冊がついに文庫化。

登録情報

  • 文庫: 239ページ
  • 出版社: 光文社 (2012/1/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 433476360X
  • ISBN-13: 978-4334763602
  • 発売日: 2012/1/12
  • 商品の寸法: 15.7 x 10.9 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 556,557位 (本のベストセラーを見る)
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By 追伸
形式:単行本
「余韻」が読破時間より長く続く小説。読後数日たっているのに、正直未だに整理がつきませんが……。

自分でも気付かないほど微妙だけど、ずっと澱となってたまっていく心の動きが、朝倉さん特有の適度に乾いた文体とリズムで描かれています。
これがピンポイントに私の心を突いてきました。

例えば、幼児の頃家に訪れた外国人宣教師の真似をして意味もなく罪悪感を感じる場面、こんなあだ名で呼ばれたら嬉しいと、心の中で微笑む場面。……まだたくさんそういう場面があるので、二つぐらい例を挙げても赦されるでしょう(笑)。
小説と同じ場面を経験したわけではないですが、主人公のこの心の動きは、あの時の私だ、知っているこの感じ!と、私は思わず本から顔を上げて、しばし呆然としてしまいました。
少なくとも、私はそうでした。

主人公の微妙な心の揺れが少しずつ積み重なっていき、それに呼応しながらストーリーは変化する。その塩梅が絶妙。優れたサスペンス、心理劇を見ているようです。
そして後半、主人公は全く予想もしない方向に進んでゆく。すごい。

他人の人生と心の内をのぞき見たような緊張感と興奮がありました。
だけど、作品自体くどくどしていないし、重苦しくもない。なんなんだろう、この洒落っ気と哀しさの同居の妙は。

「田村はまだか」とはテイストが違いますが、個人的にはこっち「ロコモーション」が好きかな。粘土を握りしめて握りしめて、さらに握りしめた上で、にゅるっと「それでも生きていきまっしょい」という肯定的なテーマが見えてくる。そんな感じがたまらない。
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By
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 登場人物の性格造詣をきっちりと行って、それをそのまま展開させて書いたとしか思えないタイプのお話だ。更に択一のところで必ず「それはない」方を選ばせる自然に…… 途中の展開が男にはまず書けなさそうであるが、いかがなものか? サゲはどっちかなぁと思いつつ、ああ、やっぱりそっちですか、といった印象。「ほかに誰がいる」と同じ暴走ストーリィだが、読後感も似て、結構爽やかだ。ただ、これは嫌いな人には物凄く嫌われるお話だろう。タイプ的にダメな人が感情移入したら二三日は鬱になるはずだ。
 ちなみに、ここでいう「ロコモーション」とは人生を動いてゆくその日と独自の動き方のこと。でも、この表現は失敗に思えた。ロコモーションlocomotionそのものの意味は、移動、移動力なので間違いはないが、蒸気機関車のイメージが強すぎるので……
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10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ある一人の少女が、大人になるまでの物語。

文章センス的には向田邦子の薫陶を、
ストーリーの読めなさ加減は『嫌われ松子の一生』を感じましたが、
好きな作家さんの新刊にもかかわらず、
読み終えた後に幸せな気持ちになれませんでした。

それは“エンディングが気に入る・気に入らない”とかいう幼い次元ではなく、
作者が主人公をどうしたかったかが
最後まで掴めなかったからかもしれません。

作者の著書も好きで、あらすじにワクワクして手に取った分、
残念な読後感だったので☆を下げました。
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