年齢のせいか、最近のバラエティとかお笑い番組では全然笑えなくなっていた。ことさらに誰かのコンプレックスをつつくもの、誰か1人を集団でいじめるようなもの、うっかりもらした人の本音とか悪意を取り上げて恥をさらすもの…。そんなのを見てると、こちらまで元々それほどきれいじゃない心が汚れてくるみたいで、笑えないどころか、すぐにチャンネルを変えてしまっていた。
ところが、深夜に偶然見たこの番組。はっきり言って、早希ちゃんは(たぶん)自分がウケようと思って(たぶんほとんど考えてないような気もするが)やったりすることは滑りまくりです(笑)。だから、お笑い芸人としてすごい能力があるとかではないんですけど、ウケを狙ったとはとても思えない何気ない言葉とか仕草がツボにはまるとおかしくてたまらないのです。テレビを見て笑うことがすっかりなくなっていたけど、彼女のこの番組では夜中に何度も大笑いしました。それも嫌な笑いじゃなくて、お腹に優しい笑いなんです。
それに、「天然」と「常識がない、無知」って似ているようで別のものですよね。私はモノを知らない、馬鹿の演技をしているお馬鹿タレントを見て笑ったことは一度もないけど、彼女の天然っぷりには笑ってしまった。「1」の方の収録だけど、奈良公園での鹿との絡みは何度見ても笑ってしまう。動物に突っ込みを入れる芸人は彼女ぐらいのものだろう。あっという間に小さな子供と仲良くなってしまい、別れ際に子供が泣いているのを見ると、ほっこりしてしまう。
そうした「天然っぷり」とか「いい人ぶり」には作為的なものが全然ないか、というと、見る人によって意見は違うのだろうけど、まだ駆け出しの若い女性芸人が必死でテレビの前の人を毒のない笑いで楽しませてくれようとしてるだけでも健気じゃないですか。バカ売れしなくてもいいから、息の長いタレントさんになってほしいなあ。