いやはや、蒼山先生のあとがきを読んだところで、
この10巻が「短編集」であることに初めて気づきました。
その時に、「そういえば9巻は大会に参加できることになった、
というところで終わっていたっけ」という事実を思い出すぐらい、
短編集とはいえ、作品の構成としては自然な流れで展開されていると感じました。
大体夏休み前後ぐらいの出来事で統一されていましたしね。
たしかに、章の始まりの扉絵とかはいつもと違うな、とは思っていたんですが…。
短編集とはいえ、蒼山先生の筆致はもちろん健在ですよ〜。
例えば、ツイスターゲームのくだりなんかは、
「これ、絶対エロいことになるだろ!」と思って読んでいたりすると、
読者を嘲笑うかのように簡単に切り上げ、
違う展開で別の色気をもってくるところなんかは、
「あー、またやってるよ、やれやれ」と毎度のことながら思ってしますが、
というか、むしろこの手腕が大好きですね!!
しかし、色気だけに留まらないのがこの作品の最大の長所。
色気シーンで釣り上げておいて、感動ストーリーでグイグイ差し込んできます。
バスケ部の各人がお互いのことを本当に大事に思っているというエピソードは、
毎回のことながらちょっとウルっときました。
真帆の宿題を手伝う章は言わずもがなですが、
席替えのエピソードで語られる智花の心情にもよかったですね。
紗季と真帆の作文もけっこう感動します。
毎度のことながら、智花が照れるシーンはかわいい。
そして、紗季と昴のエピソードも胸キュンでした。
今回唯一の書下ろしである、
ド変態キャラ御庄司のエピソードも見逃せませんよ〜!
他にも書きたいことが沢山あったんですが、
これ以上書くと収拾つかなくなるのでこの辺で。
興味もたれた方は読んでみたほうが早いと思いますね。
10巻では、本編の続きを読めると思っていたので、
その点がかなり残念でしたね。
なんとか春ぐらいには本編の続きを…、と思う今日このごろです。