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最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
文句なしに面白い英国海軍史,
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レビュー対象商品: ロイヤル・ネイヴィーとパクス・ブリタニカ (単行本)
A5判・横組みという判型へのいちゃもんはつけなきゃと思う。四六判・縦組みにしたほうが、絶対にもっと売れたはずだ。 願わくは、値段もあと1000円下げ、より一般の人に開かれた装幀を ほどこすという英断はなかったものか… でもいちゃもんはこれくらい。中味は平易な記述で、かつ文句なしに 面白くて、最低限のヨーロッパ近代外交史の知識があれば、どんどん ページをめくれる。興味深いエピソードも実に豊富。 英国の覇権のヒミツが世界最大の海軍にあったとは、知識としては 知っているけど、その中身や行動についてはあんまり知らないのが常。 そうした、これまでの研究や認識の「スキマ」を見事に埋めてくれている のが本書である。 このような、日本ではマニアの間でしか消費されてこなかった (いや、マニアでも知っているかはあやしい)19世紀英国/フランス 海軍史を、ここでは広く外交史の側面を絡めながら論じている。 こうした論文集は、各著者が書きたいことを書き、まとまりがなくなる のがお約束。しかし本書は、おそらくは編者のリーダーシップの下に、 見事に各章の連関性と統一性(均整)がとれている。 これまで陽のあたらなかった分野に光をあてた著者たちに拍手。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「ロイヤル・ネイビィー研究会」の成果である論文集,
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レビュー対象商品: ロイヤル・ネイヴィーとパクス・ブリタニカ (単行本)
本書は、田所昌幸慶応大学教授が主宰された「ロイヤル・ネイビィー研究会」のメンバーが各章を分担して著述した共同論文集である。田所昌幸 慶応大学教授(序章、第4章担当) 君塚直隆 神奈川県立外語短期大学助教授(出版当時、第1章担当) 菅野翼 一等海佐(出版当時:英国王立国防大学留学中、第2章担当) ギャレン・ムロイ 大東文化大学専任講師(出版当時:元英国陸軍少尉、第3章担当) 細谷雄一 慶応大学助教授(出版当時、第5章担当) 宮下雄一郎 パリ政治学院大学院博士課程留学中(出版当時、第6章担当) というメンバーであり、国際政治経済学、英国外交史、フランス政治外交史の専門家、元英国陸軍軍人、そして海上自衛官というバラエティに富んだ構成であり、休日を利用して合宿し議論をされた。とてもリベラルな研究会であったと言われる。 特筆すべきは、研究を生業としていない、いわゆる実務家・現役の軍人とも言うべき、菅野一等海佐の存在である。 菅野一佐は、防大社会学専攻管理学科(第30期)卒業、海上自衛隊に任官後、部隊勤務の後、防大の修士課程である「第1期総合安全保障研究科(国際安全保障コース)」を修業、この課程で当時、防衛大学校社会学教授であった田所教授の指導を受けた。 英国外交史、安全保障の専門家でもあり、また、海上自衛官としても部隊指揮官等を経て、海上幕僚監部防衛課防衛班先任班員、海幕防衛課防衛班長を歴任し将来の海上自衛隊をつくる仕事をされた。 未来の海上幕僚長にもなれる人材として将来を嘱望された方であったが、平成21年に急逝された。 そのような、菅野一佐の論文を読むことができる、貴重な共同論文集である。
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