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レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫)
 
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レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫) [文庫]

内田 樹
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

リトアニア生まれにして、ホロコースト・サヴァイヴァーであるフランス国籍のユダヤ人哲学者、エマニュエル・レヴィナス。研究者の立場からではなく、彼の「自称弟子」として、哲学史に卓絶する圧倒的なテキストをウチダが読み解く。あなたにも、難渋で知られる文章の向こうにレヴィナス先生の暖かな顔が見えてくる。

内容(「MARC」データベースより)

絶対的な「師」との「終わりなき対話」を通して、その哲学の核心をなす「師弟」「他者」「住まい」「女性」「エロス」などの概念を明快かつ平易に解明する、きわめてユニークなレヴィナス入門。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 379ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/9/2)
  • ISBN-10: 4167801485
  • ISBN-13: 978-4167801489
  • 発売日: 2011/9/2
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
66 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By daepodong VINE™ メンバー
形式:単行本
 「本を書くときのボクはウチダというキャラ」と語る内田樹は、江戸戯作者から大宰・安吾という路線に通ずる精神を共有しているとみてよいが、敬愛する同タイプの伊藤整が誤解され続けてきたのと同様、内田樹の論旨も誤解されやすい要素を持っている。それが「真面目」になった分だけストレートに表出されているために、わかりやすいレヴィナス論、というより、内田樹論、となっているように感じた。
 いちおうレヴィナスについて内田の理解を書いておくと、フッサールの現象学的視点を書物と愛(するひと)という対象に投影したのがレヴィナスだった、というものだが、レヴィナスにまったく興味のなかった評者でも、これはなるほど、と眼を開かされた論点であった。本書での内田は師を崇めるレヴィナスを徹底的に擁護しているが、その擁護なくしては豊かな意味を汲み取ることができない、ということを、本書の存在によって説得力を持って示している。それが本書の一番の存在理由であり、われわれは信奉する本や師に対してこのような態度で臨むことが大切である、という内田の主張は十分に納得できるし、またそうありたいと思う。もちろん批判的精神は大切だが、万人から批判を受けずに受け入れられているものには批判的な眼を、そしてレヴィナスのように、著者が予期可能であったであろうあまりにも定型的な批判を受けているものに対しては、肯定的な読みを考える、というのは、読書におけるひとつの基本的な姿勢ではないのだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By サト
形式:単行本
 私は内田先生のアクロバティックな理路で書かれるエッセイを読むのは大好きなのだが、本書はエッセイではない。レヴィナス思想を真っ正面から論じている、しかし奇跡的にも「わかりやすい」好著である。
 他のレヴィナス思想を主題にする著作で触れられるのは、どういうことか、みな判で押したように「il y a」「顔」「応答」「有責性」「他者」「他と同」などについてだが、本書では他の論者があまり触れない「住まい」「女性」ついての議論が非常にわかりやすく述べてあり、その内容がまた刺激的である。
 特に最後の「息子」「繁殖性」の件では、レヴィナスが「他者を通じて新しい主体のありように到達するまで」を述べていたのか!と、新鮮な驚きを感じつつ読了した。
 「全体性と無限」を読んで「なんでいきなり第二部から、主題が住まいとか家政とかなんだ?」と疑問をもった方は必読。私もそうだったが、これを読んで謎が氷解した。一方で、これはあくまでも内田先生の読みなのだろうから、私たちはこの「無限に開かれた」テキストから私たちなりの読みをするべきなのだろうし、またそうしたいと思わせる本である。
 私はこれを読んでいる間は、本を閉じるのがもったいなくて、久しぶりに本を歩きながら読んでしまった。あのときにぶつかった皆さん、ごめんなさい。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 一時期比べて言及される機会は減ったとはいえ、レヴィナスを20世紀後半を代表する哲学者であることに異論を唱える者はいないだろう。レヴィナスに関心のあるむきは、本書をすべからく紐解かなければならない。
 本書のもつ、レヴィナス研究史上の意義は次の2点にある。'1レヴィナスをユダヤ教の背景から理解しようとしていること2レヴィナスのエロス論・女性論をまともに扱っていること。
 多くのレヴィナス研究者は、レヴィナスをユダヤ教の伝統の上に置いて理解しようとは何故かしてこなかった。それは、個々の研究者の能力によるのかもしれないが、レヴィナスとユダヤ教の関係については、研究史上、空白のまま残されている。本書はこの空白を埋める一助となっている。また、レヴィナスのエロス論・女性論についても、それを表面的に読めば、あまりにも旧弊な男性中心主義的に見えるが故に、研究者はどのように扱っていいのか分からないといった状態である。本書は、レヴィナスのエロス論・女性論をボーヴォワールのテクストと対比させ、また、イリガライによるレヴィナス批判にも目配りしつつ、まともに扱っている。本書はだから、極めて重要なレヴィナス研究書であり、レヴィナス入門書である。
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師の叡智をたたえる本
... 続きを読む
投稿日: 22日前 投稿者: たかし
私たちとは…
私はこの本を読む前に他者と死者を読みました。そのレビューでも申しましたが、私は内田樹さんの文中での文体が私から私たちに変化していくことがとても気にかかっていました... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 純平
そう簡単ではないけど
そう簡単ではないが、入門書としては最適な本書。繰り返し読んでみると、視界が開けてくる。村上春樹、橋本治に繰り返し読むと、味がでるスルメのような本書である。
投稿日: 8か月前 投稿者: キタ
レヴィナス再入門。やはり難しかったけど、著者の思想の根源を知れるかも
内田樹氏の著作はよく読んでるし、氏がエマニュエル・レヴィナスの研究をしていたのも知ってはいたが、氏の書いたレヴィナスの本を読むのは初めて。レヴィナスについても、知... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: hamachobi
「腑に落ちる」ために
一人の作家や思想家から,何か召命のようなものを感じ取り,かけがえのない自分と同時に、その表現の味わい深い意味を解釈し創造していくことなんて、誰にでもできることでは... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 峻ちゃん
近年読んだ哲学書では最高の本
時局や世相についての発言も増えてきた内田氏の、しかしこれは真面目で本格的な哲学本。難解をもって鳴る(というか、何を言っているのか全くわからない!手掛かりさえない!... 続きを読む
投稿日: 2008/2/16 投稿者: E=mc2
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