おそらく全部で80話収録されていると思います(ゲーム内での画像が見られるギャラリー機能の枠が80個あるようなので)。60話を超えてきた時点での感想です。
内容は、北欧の文化の薫りがする知的推理ゲーム、といったところ。ストーリーの場面設定が日本向けにアレンジされているということはありません。ヨーロッパ圏の名探偵モノ(シャーロック・ホームズやエルキュール・ポワロなど)が好きな人なら楽しめるかと思います。逆に言うと、東洋的な要素は皆無に近いので、ヨーロッパが苦手なヒトにはつらいのかも(わたしは好きなので楽しめましたが)。日本の推理漫画でいえば、『名探偵コナン』よりも『金田一少年の事件簿』の方に雰囲気が近い気がします。全体的な雰囲気はドライでシニカルなところがあります。
それから、後半に進むに連れ、だんだん事件モノが多くなっていきます。冒頭の「リンゴが最後にかごに1つ入っていたのはなぜ?」といった牧歌的な物語よりも「なぜ彼女は殺してしまったのだろう?」とか「なぜ彼の容疑は晴れたのだろう?」とか。架空世界の殺人事件に免疫がないヒトには絵柄のダークさも相まってつらいかもしれません。逆に、そういうムードが結構好きな人にはたまりませんね。
推理の流れそのものは意外性に富んでおり、質問を繰り返すことによって新しい事実が浮かび上がってくるのも楽しいですし、また、ストーリーを聴いた(物語はすべて字幕付きで日本語で朗読されます。物語と物語をつなぐナレーションや問答部分は効果音のみです)直後に質問しなくても直感的なヒラメキで真相が分かったときも気持ちがいいモノですね。
というわけで、サスペンスとか推理とかロジックパズルが好きな人、またその楽しさを知りたいヒトにはおすすめです。
また、いくつかお話を暗記して家族や友達に出題する楽しみもあります。他の人にDSで物語をプレイしてもらうのも楽しいですよ(既に解いた物語を他の人にプレイしてもらう機能があります。使いようによってはコミュニケーションツールにもなりえます)。その意味では、手品が好きな人、テーブルトークRPGファンのヒトにも楽しめるかもしれないですね。