実際にゲーム業界で活躍されるデザイナーによって執筆された解説書.
レベルデザインとは,(レベルとステージは同じ意味なので,)ステージ設計の意味.
本書では,3Dゲームを主にしているところがあるので,
「バイオハザードやFPSゲームのステージ設計が,どのように行われているか」といった内容.
ちなみに,海外でデザイナー(グラフィッカー)はアーティストと呼ばれるので,
ここでいうデザイナーは,日本で言うところのプランナーやゲームデザイナーをさしています.
まず,ゲーム制作の流れの解説から入ります.
プロジェクトチームがどういった人々によって構成され,制作がどういった工程を踏むか.
これを通して,ゲーム制作の全体像を掴むことが出来ます.
そして,順をおってレベルデザインのイロハが解説されます.
レベルデザインの手順,どういった方法でユーザを惹きつけるか.
これを通して,レベルデザインがどういったものか,
また,面白いゲームを作るとは,どういった作業なのかを知ることが出来ます.
さらに後半の章では,解説の実践として,
付属CDの入っている「UnrealLevelEditer」(Windows対応)を用いた
レベルエディターのチュートリアルが行われます.
これによって,ただ知識を得るだけでなく,
レベルを実際に形に出来るスキルが身につきます.
文章が非常にまとまっており,(翻訳はまずまずですが,)
こういった本は他に見当たらないため,
ゲーム業界を目指す方なら,必ず読んでもらいたいですし,
そうでない方にとっては,ゲームの違った視点が得られる一冊になることでしょう.