あらすじをざっとみて、表紙に惹かれて購入した。
この物語の世界では人形は魔抱石という石を核として動き、肉体は中性で頑丈、心は魔抱石により男よりか女よりに分かれる。
主人公・イファは男よりの人形として生まれ、本人も男と自覚している状態でどうやって恋愛展開するのかと思ったら、ヒーローに「お前は運命の人だ」といわれて襲われて、女性化し始めるというものだった。
非常にロマンがなくて、その時点で読むのをやめたくなった。
少女小説だと思ってたのにBLっぽくて萎えた(BLは平気だが、少女小説の中では見たくない)
イファの性格があまりにバカでついていけない。作者は「天真爛漫」としたいのだろうが、死に掛けてそう時間もたたないうちに死にかけた原因を忘れるなんて…。悪党に浚われそうになったときに「こいつら殺していい?」っていうのも「天真爛漫」キャラがいう台詞ではないと思う。
ヒーローである水葬王は暗い過去のある美形キャラなのだが、どう見ても間抜けなヘタレにしか見えない。過去もさらりと説明されているだけなので数々の非道に納得できず、ヒーローに感情移入できない。見せ場もなく最後までヘタレなままだったのがかなり残念。
見習い人形師のほうがまだキャラとして立っていたように思うし、見せ場もあった。
作者が人物描写をしていない(出来ない?)ので容姿がわからない。(挿絵見ないとさっぱりわからない)世界観を書きたかっただけなのか、詰め込みすぎて展開が唐突過ぎる。盛り上がる登場人物に反比例して冷めてしまった。(この話は2巻分くらいの内容だったのでは?)
せめてエピローグぐらい書いて欲しかった。(あとがき6Pつけるくらいなら)
華やかな世界観だったが、それだけで終わってしまったので、☆2とする。