個人のレバレッジに焦点をあてた書籍をリリースしてきた
本田氏が、その本業をもって世に放った「経営者」へ向けた
力作です。
高邁な理屈や理論、コンサルタント会社のサポートでなくても、
「当たり前のことを、目的に向かって愚直に行う」ことの大切さ、
「体力勝負ではなく、有限の資源を最高に効率よく働かせること」
を念頭に、実行すべきマントラを、丁寧で具体的に説いた、中小企業経営者
へ向けた「ベスト・プラクティス・ガイド」といえます。
ベンチャー、起業間もない企業の経営者はもとより、起業直後
のキャズムを超えて、次の段階へ進もう、第二段ロケットへの点火を
して飛ぼうとしている経営者、スタッフに向けた「五輪の書」です。
まず、本書で勇気付けられること。それは「正しい方向に向かって、
アタマを使って、愚直に進む」ことが、経営の王道なんだな、という
勇気をもらえる、というところ。
逆に、これは大変だな、と思うのは「経営者はここまでたくさんのことを
考えていあらなければいけないのか」と思うところ。さらに、経営者
たるもの、理論家や評論家ではなく、やっぱり、企業を成功させる
現実の重責を担っている、ということも強烈に実感させられます。
この背景には、企業経営者(上層部管理者も含む)には、自分たちの
事業、会社、社員を目的、目標に向かって進んでいくという「パッション」
「情熱」があることが、まず前提になっているのは間違いありません。
その前提の上で、本田氏は、「経営者」「戦略」「営業」「ブランド」
「仕組み化」そして「組織」の考え方、運営方法の点で、自身の経験知、
知見、論点、フレームワークを、おしみなく開陳しています。
レバレッジ本田氏が、現時点でおそらく「経営者」「経営支援者」
としての、ご自身のノウハウのすべてを集結させた、
しかし、文章や論述は大変平易な、「高く飛ぶ前には、足腰を鍛えろ」
とでも言っているような、「ストリートワイズ・マネジメント」の教科書。