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レトリックの記号論 (講談社学術文庫)
 
 

レトリックの記号論 (講談社学術文庫) [文庫]

佐藤 信夫
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

記号論としてのレトリック・メカニズムとは我々を囲む文化は巨大な記号の体系に他ならない。微妙な言語現象を分析・解読するレトリックの認識こそ、記号論の最も重要な主題であることを具体的に説いた好著

内容(「BOOK」データベースより)

われわれを取り囲む文化とは、巨大な記号の体系に他ならない。言語においても単語はそれぞれの意味をそなえた記号であり、それらが集まってできる文は複合的な記号となる。想像力ないし創造力を駆使して微妙な言語現象を分析・解読するレトリックの認識こそ、記号論のもっとも重要な主題なのである。言語学を越えた〈記号論としてのレトリック〉の領野を呈示した著者のレトリック研究の集大成の書。

登録情報

  • 文庫: 284ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/11/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061590987
  • ISBN-13: 978-4061590984
  • 発売日: 1993/11/4
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
哲学、論理、記号、コード、レトリック、シンボル、などの言葉に反応してしまう人なら、読んで損はありません。

転喩、換喩、etcなどという専門用語も確かに出てきますが、それらを知らなくてもなんとなく分かりますし、それほど頻繁に出てくるわけではありません。

翻訳というより言語の問題、時間論など、専門的に深く突っ込んでいないのにも関わらず、そのエッセンスだけを鋭く抽出し、読者に考えさせる問題提示は正に巧み(匠?)で、論文集的にテーマが(金から落語まで)多岐に渡るぶん、それだけ考えられる要素がたくさんある、ということで、充分楽しめます。

このレビューは参考になりましたか?
By 虚炉
形式:文庫
著者によるレトリックについての21の文をまとめた本。

明治文学や落語のような心地良いリズム、筒井康隆のような軽妙さ、
中村雄二郎のような含意に溢れた用語の使い方を合わせ持っていて非常に楽しめました。
実際著者もそれらが好きなようで言及されている箇所もあります。

内容も、論理のミクロ冒険、レトリックによって生み出される新たな認識、
誇張表現が嘘でありながらより真実を表しうること、言語の詩的機能と広告についてなど
多岐に渡りそれぞれに興味深く読めました。

ただ、この本自体が修辞的なところがあり、それが鼻につく人には
少し読みにくいこともあるようです。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
おもしろい。何より、平易で、抽象的にならずに日常からの切り込みが非常に読みやすい。
こういう記号論は、アヤフヤで哲学チックで眠くなるのが常だが、これは、さくさく読める。

しかし、内容は非常に深い。まさしく記号から、金から、トイレの看板から、なつめそうせきから、罪と罰から、色々な切り込み方で、言葉というものをぶったぎる。

 比喩の様々な用法にも触れられており、実社会でも色々つかえそうである。
 たとえば、転喩と比喩とカン喩などを混ぜて書くと、
冒頭の「この本は有名かな」が
「水を見ないでアフリカを旅するような度合いで他の書籍で見受けられる本とは様相をことにする」みたいな感じになるかなぁ、適当だが。

 ともあれ、ウィットに飛んで学者だが市井の研究者的なおもしろさ。

 罪と罰の翻訳を読むことは、シニフィエは等しいがシニフィアンは異なる。

この指摘には、はっと思わされた。

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