ついにアーカイブ・ビジネスに踏み込んだかのような、怒涛のリリースラッシュだが、まさに真打登場。恐らく大多数の方が、「Begger's Banquet」〜「Let It Bleed」〜「Sticky Fingers」〜「Exile」と連なるこの時代こそ、彼らの全盛期と捉えているだろうが、その時代のライブ映像だよ、興奮するなという方が無理でしょうに!
収録リストを見てお分かりの通り、数曲入れ替えるだけで今でも通用しそうなほど、ストーンズ・クラシックを代表する曲がズラリですよ。ロニー時代の、ラフ&ルーズなストーンズも好きだけど、M・テイラー在籍時の、芳醇にして強靭、うねる様なノリを醸し出す鉄壁のバンドアンサンブルはやはりお見事。テイラーは、ビルに負けず劣らず、黙々と演奏するタイプなんだが、派手さはまったくないのに、紡ぎ出すフレーズの凄いこと!もうね、全編見どころ聴きどころ満載で、女性コーラスの入らない「Gimme Shelter」や「Tumbling Dice」は今となっては新鮮だし、「Midnight Rambler」のリズム感なんかは、これぞストーンズ!。ミックとキースが一本のマイクを挟んで、唾を飛ばしまくってシャウトする様が拝めちゃう「Happy」なんぞ、どっちがメインのボーカルだかわからんくらい、お互いガンガン行っちゃっるし、衣装や化粧に“グラム”を意識したフシが見られるなど、時代性も感じられる、素敵なアーカイブです。とにかくかっこいいことこの上なし!
肝心のリマスター画像だけど、元々ブートでしか見たことなかったので、それはそれはクッキリですが、現在の基準で考えれば、決して凄い画像ではないし、やや色がドギツイ感も否めません。もちろんそれでも十分満足いく仕上がりですが、ブルーレイにする必要はなくDVDで十分かな。それと、他のレビュアの方も書いていたが、当時並びにミック最新インタビューが結構長い収録時間で、かつ興味深い内容なので、日本語字幕はやはり助かる。その意味では「日本盤DVD」が一番お勧めだと思う、輸入盤DVDはリージョン1らしいし・・・。
結論:ほんの少しでも関心あるなら、絶対買うべき!