私には、1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」以来のソフィー・マルソーだった。40歳も過ぎ、ますます女盛り。
あの有名な「ノルマンディー上陸作戦」が行われるためのフランス側の物語。その「大事」の為に集められた個性豊かな彼女ら5人が敵中に入り込み、それぞれ得意分野をフルに使う。とは言っても、やはり全員が、何処となく「女」を武器にしていたようには思う。スナイパー・ルイーズ以外は軍人ではない。素人集団といってもいい彼女ら一人一人がどの様に危機をのりこえるか、どんな運命が待っているのか、そこが見所であったといっても過言ではなかろう。精一杯がんばったうえでの「か弱き女性」の部分も、自然に受け入れられた。この作品が胸に迫ってくる大きな理由の一つではないか。結果的に負けてしまう者の哀しみが、そのままこちらに伝わってくる。
冒頭の白黒フィルム部分で、普通のオバチャンたちがピストルを握っている姿があった。ああ、戦争ってこういうもんなんだ。心に浸みた映像だった。
「女性版ワルキューレ」という宣伝文句を見たが、ナチに挑むという意味では同じともいえるが、これは微妙に異なると思う。「5人の女性の勇気を称える物語」だ。