劇場公開当時、予告が非常に面白そうだったので観に行きました。が、チケット代があんなに高く感じた映画はなかったです。
この映画は監督が自分の子供のベッドの横で子守歌代わりに聞かせていた物語を映像化したものだそうで、良くも悪くも童話的でファンタジックです。
舞台は現実(と思われる)世界なのですが、話はまるきりファンタジー。エプロン姿の主婦が行ってきますと竹箒に跨ってスーパーに出掛けるような、そんなちぐはぐ感があります。
あなたは得体の知れない美人の女性から突然「あなたは選ばれし人なのです。あなたの隣人もみんなそうです」と言われたらどう感じますか?
この映画はそんな映画です。そして映画の登場人物たちはそんな宗教勧誘みたいな言葉をほいほい信じてしまいます。もちろん映画なので全員、本当に選ばれし人なのですが。
指輪物語やハリー・ポッターのように、よくファンタジーと分類されるものには綿密な設定があり、見る者に幻想を現実だと思い込ませる裏付けがあります。
この映画にはそれがないのです。根拠のない幻想は嘘でしかありません。
もしどうしてもこの映画が気になっている方は、まずレンタルすることをお勧めします。
想像力が非常に豊かで、心がとても広く、シャマランが大好きな方には面白いのかもしれません。