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内容紹介

ドイツ軍のエース・パイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン
前人未踏の80機を撃墜した彼の真実が今、明かされる―

★最先端のデジタル技術を駆使した壮絶な空中戦は必見!
圧倒的なスピード感と臨場感がこもったドッグ・ファイトはなんとすべて地上で撮影!70名の専門家たちが400以上のCGショットを合成し、完璧なシミュレーション画像とフライト画像を作成。さらに500以上にのぼるCG製の飛行機、数百に及ぶカラフルな模様と紋章も再現するなどあくまでリアルな空中バトルを再現!

★第一次世界大戦中のヨーロッパを再現した舞台裏!
デジタルだけに頼らず、第一次世界大戦で使用された実物大の飛行機23機を本作のために用意。また、1100枚を超える軍服や950枚を超える市民の衣装をヨーロッパ中から集め、また特注で製作。美術も馬、当時の車、蒸気機関車や無数の小道具をヨーロッパのほとんどすべての国から集めるなど徹底した!

【ストーリー】
その赤い戦闘機は、最も恐れられ、最も賞賛され、そして時代の伝説になった。

貴族階級の軍人の子としてこの世に生まれ、若くして戦闘機乗りとしての類い希な才能を開花させたリヒトホーフェン。
自軍を悩ますイギリス軍のエース・パイロットを撃墜し、軍人最高の栄誉であるプール・ル・メリット勲章を授かった彼は、“レッド・バロン”の異名をヨーロッパ全土に轟かせていく。
しかし、戦意高揚のプロパガンダをもくろむ最高司令部によって不死身の英雄に祭り上げられたリヒトホーフェンは、度重なる闘いで仲間たちを失い、敵の銃弾を浴びたことで心身共に深く傷つき、戦争そのものに疑念を抱くようになっていく。

【キャスト】
マティアス・シュヴァイクホーファー、ティル・シュヴァイガー、レナ・ヘディ、ジョセフ・ファインズ、フォルカー・ブルッヒ

【スタッフ】
監督・製作・脚本:ニコライ・ミューラーショーン、製作:ダン・マーク、撮影:クラウス・マーケル、視覚効果製作総指揮:ティロ・クッチャー、編集:オリヴィア・レッツァー、歴史顧問:アンドリュー・モロ

【特典映像】
キャスト・スタッフ プロフィール、メイキング、アウトテイクス、予告、レジェンズ(静止画)、BROLL(通常撮影の裏側)、プロフィール(静止画)
★ブルーレイのみの特典映像:未公開シーン、VFXメイキング

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

第一次世界大戦で英雄となったドイツ空軍パイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの活躍を描く航空機アクション。欧州全土にその名を轟かせたリヒトホーフェンだが、度重なる戦いで心身共に傷付き、いつしか戦争に疑念を抱くように…。

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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 怜子
いままでは、一次大戦中のエースということしか知りませんでした。
どこまでが本当のことかはわかりませんが、
この映画はリヒトホーフェンの生き方、
考え方を見せてくれます。
また、一次大戦中の戦闘機の飛行シーンを
上手に見せてくれます。
特に冒頭のシーンは渋いです。
航空ファンの方はそれだけを
見にいっても良いのではないでしょうか。
難をいえば、飛行シーンが少なかったことです。
最後はリヒトホーフェンの飛んでいる
シーンで終わってほしかった。
それでも十分に見る価値はあると思います。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sprout #1殿堂 トップ50レビュアー
2008年度ドイツ作品。
第一次世界大戦のドイツのエースパイロット、リヒトフォーヘン”通称レッド・バロン”の半生を描いた作品です。
日本での上映は限定劇場にて上映期間は僅か2週間ほどと厳しいスケジュールでしたが、何とか劇場で観ることが出来ました。

本作は当のドイツで厳しい評価を受けています。
空中シーンはすべてCGなので、動きがSFっぽくて嘘くさい…とか、脚色のために史実が書き換えられている…とか。

確かにとも思います。
空戦シーンは”複葉機ってあんな飛び方できるのか?”と突っ込みたくなるシーンがあり、
ストーリーの要であるレナ・へディ演じる看護婦は架空の人物なので、リヒトフォーヘンが彼女と恋仲であった、そして彼女の影響を受けた…ということはありません。
また、仲間と共に死を願っていた…という下りも想像(脚色)です。

つまり、リヒトフォーヘンをベースにした物語ということですが、私はこれはこれで良いと感じます。
例えば「アマデウス」にしても「恋に落ちたシェークスピア」にしても「ベートーベン」、その他多くの作品が同じ趣向で作られています。

映画はエンターテーメントなので、史実を正確に映画化する責任はありません。

戦争の英雄としてドイツのプロパガンダに利用され、兵士を死地へと追いやり、仲間を次々と失っていく主人公。
教官としての優遇された立場を与えられながら、最後は自ら戦場へと向かい、仲間と共に死ぬことを望む…。

この展開って百田氏の「永遠の0」に似たものを感じます。

実際にリヒトフォーヘンがどういう気持ち(本音)で戦っていたのかは本人しか分からないことです。

ハリウッド的な戦争映画と違って、本作品では戦闘シーンはほとんど出てきません。
宿敵を倒すシーン、仲間が戦死するシーン、そして主人公が戦死するシーンさえ映像としては表現されません。

文学的な要素が強く、明け方に佇む兵士の姿など場面場面の映像が非常に美しいです。

第一次世界大戦の大量破壊兵器の登場とそれまでの騎士道精神で戦い続けようとするリヒトフォーヘンの死。
歴史の転換点が始まる…そんな時代の映画でした。

音楽も美しく素晴らしいのですが国内でサウンドトラックが発売されていないことが残念です。

尚、本作はドイツ作品であっても作品は英語で撮影されました。
個人的にはドイツ語で撮影して、英語吹き替えで良いと思うのですが、世界に広く鑑賞してもらいたいという製作者達の希望だそうです。

劇場限定公開作品ながらディスクの方にはちゃんと日本語吹き替えもついており商品として満足です。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私は英語版で鑑賞しました。
この素晴らしい映画が今回日本語字幕で見れるとあってとても楽しみにしています。

主人公のマンフレートは、同じく戦闘機パイロットであった弟ロタールと共に、第一次世界大戦における空戦史に名を残したエースです。
彼は、もともと騎兵隊に所属していましたが、冒険心に衝かれてパイロットへ転向し、多くの敵機を撃墜します。
敵からは「赤い悪魔」と恐れられる一方、不意打ちを嫌うその騎士道精神が賞賛もされた人物でした。
彼は戦争が終わる半年前に戦死してしまいましたが、この時代を生き残った他のエースパイロットたちの中には、後の歴史に大きく関わってくるゲーリングやウーデットらがいました。

さて、この映画ですが、他のレビューにも書かれているように史実をだいぶ脚色しているきらいがあります。
看護婦とのラブロマンスはもちろん、継戦を叫ぶ上官に食って掛かったエピソードも事実ではありません。
よって、日本語版公式サイトの「真実が今、明かされる」といううたい文句を鵜呑みにするべきではないでしょう。

とは言え、エンターテイメントとしての本作の出来は素晴らしいと思います。
木と布でできた、まだ黎明期の複翼機が縦横無尽に飛び交う戦闘シーンは美しく、迫力満点です。
しかし、それらの飛行機は、次の瞬間には次々と火を噴き、恐怖で悲鳴を上げるパイロットを乗せたまま羽虫のように地上に墜ちてゆきます。
命の軽さに打ちひしがれるマンフレートですが、その中でなお己の尊厳を貫徹しようとあえて戦いを望むヒューマンドラマにも見ごたえがあります。

膨大な人命を損耗した第一次世界大戦を、真正面から、そしてリアルに描いた映画は極めて少ないですが、本作は文明と野蛮、残酷とロマンが同居する奇妙なこの時代の空気を見事に描いている稀有な映画であると感じました。
自信を持って一見の価値ありとお勧めします。
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