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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
そろそろ苦しくなってきたか・・・?,
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レビュー対象商品: レッドゾーン(下) (単行本)
あとがきに「本書はフィクションである〜」と強調しているが、真山作品の楽しみかたの一つは、やはりモデル(であろう)企業や人物を想像しながら読むことだ。 アカマは言わずもがな、序盤のTOB裁判や、SWFを推し進める冨岡議員など、「あーあーコレコレ」と、 ニヤニヤしながらページをめくってしまいました。悲しいかな、鷲津や柴野の実在のモデルは浮かびませんでしたが・・・・ 本書は08年3月から連載された小説のはずなのですが、アメリカの疲弊や中国の躍進、不動といわれた 自動車産業の勢力地図激変など、連載時期を考えても、作者に予知能力があるとしか思えない設定には、 本当に驚かされます。 終盤のビッグスリーに対する『ある作戦』は、まさに今のアメリカの自動車産業を取り巻く環境そのものでした。 詳しく書くとネタバレになるので控えますが。 作者の資料分析などは100%感服させられるのですが、肝心のストーリー展開はマンネリを感じさせられました。 1作目、2作目、3作目と、舞台はどんどん大きく広くなるのに、それと反比例してストーリー展開は終わってみると、 案外こじんまりとしたものでした。 シリーズ通して登場するレギュラー陣が登場するたびに、少しうれしくなるのですが、たいした絡みもなく いつのまにかフェードアウトしていくので、読者サービスのつもりかなぁと白けてしまった。 逆に無理やり絡ませたら、それこそ不自然かもしれませんが。 あと、ハゲタカ2(バイアウト)から引きずっていた謎も、あらかた解決します。しかしそれも、悪い意味で拍子抜け。 確かに面白いです。上下巻一気読みさせるパワーとテンポは、そこらの小説とは一線を画しています。 しかし読み終えると、余韻より「なんだかなー、なんだかなぁ・・・」と、無い物ねだりする気持ちを抑えられません。 いろいろな意味で“惜しい”小説です。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
シリーズを意識しすぎてか・・・。,
By PPC (広島県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: レッドゾーン(下) (単行本)
「ハゲタカ」、「バイアウト」に比べると読みやすくなっていますが、ちょっと余韻を残しすぎたような・・・というのが読み終わっての感想。「バイアウト」で残した大きな謎が呆気なく流れてしまったのも残念。 とは言え、一気に読んでしまいたくなる話の展開は変わっていないので、読んで損はないはずです。 個人的に「鷲津シリーズはこれで最後」と思っていましたが、まだ続きそうな雰囲気で、スピンアウトも多く出てきそう。楽しみです。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
待ってました!,
By
レビュー対象商品: レッドゾーン(下) (単行本)
「ハゲタカ」シリーズのファンで新作を待っていました。真山氏のほかの作品と比べるとこのシリーズは力の入れ方が違う気がします。例によってシニカルな主人公が日本の魂とでもいうべき自動車メーカーの対する中国の買収を阻止し、最終的にはハッピーエンドという話ですが、エンディングに向かうにつれ、良くこれだけ思いつくというくらい話の展開がめまぐるしく一気に読めてしまいます。 芝野の登場などどうしても必然性があると思えない部分もあり途中少し間延びしてしまうところもありますが、それも多分著者がハゲタカ以来の登場人物に対する愛情のような気もします。それも考慮して4つ星とさせていただきました。 どちらにしろフィナーレでの鷲津の台詞「大内さんもやるじゃないですか」というシーンが私的には大好きでここに到達するためにこの本を読んでただきたいと思います。 次回作でまた鷲津やサム、リン達に会えるのを楽しみにしています。
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