統合失調症は治ると著者は主張しています。治らないと言われてきた統合失調症について、考え方を変えなければならないと言うのです。著者は、薬を飲みながら、スタッフに支えられながら、家族に守られながら地域で生活する統合失調症者を「治っている」と主張しています。そう考えることが合理的なのだそうです。他の疾患を考えた場合、健康を気遣い、サプリメントを飲んだり、食事に気を配っている人は沢山います。地域で自らの心の健康に気を配りながら、生活しているのはそれと同じことです。こうした状態を「病気」と言ってしまうと、ほとんどすべての国民が病気と言うことになってしまう。著者の統合失調症は治るというメッセージは、ショックでした。そして、希望があふれてきました。皆さんに読んでもらいたい一冊です。