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レダ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
 
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レダ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) [文庫]

栗本 薫
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ファーイースト30―すべての人間が尊重され、社会秩序を乱そうとする者ですら“紊乱者”と分類されて、その存在を容認されている理想社会。人々は適性や好みに応じて様々なギルドに属し、自由を謳歌しているかに見えたのだが…。ある日、少年イヴはレダに出会った。銀色の髪と小枝のような肢体、そして風のように自由なレダの魂に、イヴは翻弄されながらも魅了されてゆく。しかしイヴは、この運命の出会いがファーイースト30の未来を決定することになるとは夢想だにしていなかった。理想社会に潜む矛盾と人間のあり方を描く、未来SF問題作。

登録情報

  • 文庫: 319ページ
  • 出版社: 早川書房 (1988/06)
  • ISBN-10: 4150302685
  • ISBN-13: 978-4150302689
  • 発売日: 1988/06
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 750,909位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 SFの傑作, 2002/9/7
By 
レビュー対象商品: レダ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
栗本薫さんの初期の傑作ですね。
中学生のときに、何度読み返したか分からないほど読みました。

SF作品には、古典といわれる傑作がいくつかありそれをモチーフに様々な作品が創られるという流れがあります。19世紀末イギリスに生まれたオルダス・ハックスリーの未来小説『すばらしき新世界(Brave New World)』が、このレダという作品の源流となる作品です。民主党の菅直人さんが自著『日本大転換』で自分の政治観を形作ったといっている本です。僕は菅さんの支持者ではありませんが、国内外の政治家にとても影響を与えている作品みたいですね。

栗本さんは、熱狂的なSFの大ファンで、いくつもの古典をモチーフに作品を書いていますが、これもその一形態です。

何ももたない、それこそなんの才能も遺伝的優位さも、なにもない内気な少年が、レダという女性(本の描写の中では30歳以上で不細工な顔という設定!)に出会い、自分を知り、愛する人を知り、自分を取り巻く仲間と世界を理解していくさまは、スリリングな探偵小説の謎解きをしているみたいで、感動的でした。

ぜひ、若いときに読みたい作品ですね。

僕の人生観を形作った作品です。

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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 自己を掴み取るための戦い, 2001/3/29
レビュー対象商品: レダ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
時代は未来。人々が幸福となるべく全てが管理され、希望する事は全て許されている都市の中で、何になるべきかも決めかね、未だ誰にも愛された事のない平凡で孤独な少年イヴ。

その前に突然現れた彼女、レダはディソーダー…『社会の査定枠外にいる者』だった。彼女は鮮烈な印象を残し、最初は反社会的で予測がつかない彼女を恐れていたイヴも、次第に彼女を愛し始め、自らも変わり始める。 しかし自然の力を失った脆弱な都市は、レダの野性を恐れ、次第に彼女を圧迫し始めた…。

望み通り生きる事が許されているはずのこの自由な世界、恵まれた世界の中で、何故レダは、そしてイヴは幸福でないのか? 自分自身であるとはどういうことなのか? 真の個性とは何か? 全三巻だが、長さも忘れて真剣に読んでしまう。 SFでありフィクションでありつつ、“紛れもなく自分の問題が書いてある”と実感できる一冊。

イヴが自分自身である事を掴み取るまでの、壮大な思想展開は危険かつドラマティックだ。

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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 色あせない物語, 2002/4/25
レビュー対象商品: レダ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
レダという名の不可思議な女性に翻弄されながら、少しずつおとなになっていく少年。未来都市を舞台にしたSFなのだが、それ以上に、ビルドゥングス・ロマンとしての性格が色濃い小説。

 出版されてからすでに10年以上たつが、今読んでも、まったく色あせていない。10代のころにぜひ読みたい、読ませたい本。栗本薫、初期の名作である。

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