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89年に録音したパット・メセニーのゲフィンでの第3作。オーネット・コールマンやチャーリー・ヘイデンとのスペシャル・プロジェクト、あるいはギター・トリオなど、さまざまなフォーマットで幅広く活動するパットだけど、基本となるのはやはり盟友ライル・メイズと組んだレギュラー・グループ。80年代後半から90年代にかけてのパットのレギュラー・グループは、なんといってもブラジル色豊かなポップ・サウンドに特徴があった。これはまさにその時代を象徴するアルバムだ。路線的には87年録音の前作『スティル・ライフ』に近く、少年のような声を持ったマルチ・タレント、ペドロ・アズナールの存在感も強烈である。パット特有のメロディックなナンバーはどれも美しく、メロディ・メイカーとしてのパットにも魅了される。<1>などは7拍子と4拍子が入り組んだ複雑な曲だけど、難解な感じはまったくなく、すんなりと心に入ってくる。曲はライル・メイズ&ペドロ・アズナールが各1曲、それ以外はすべてパットのオリジナル。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
約2年ぶりの新作。ブラジル音楽のエッセンスを吸収して,より優しく逞しく成熟しつつある,というところか。フュージョンというよりも,むしろニュー・エイジ・ミュージック的なスピリットを感じさせるナチュラルなメセニー・タッチを静かに楽しみたい。