全米チャート初登場3位を獲得したメジャー4th。
今作もまた、これまでの作品に負けず劣らずの渾身の力作、充実作になっている。
基本路線は全く変わっておらず、メタルコアをベーシックなフォーマットとする超高音圧、怒濤のメタルサウンドである。
激しく変転する曲展開、極めて手数音数の多い曲構成等、そのサウンドスタイルは相変わらず凄まじい。
デス度、ドゥーム度も高い。
が、メジャーデビュー後の彼らが、ややオールドスクールメタルの路線へと傾斜していきつつあった前3作と比較すると、本作では若干の揺り戻しが図られているのかなという気はする。曰く、彼ら本来のコアな側面が、近作に比してより前面に押し出されてきているように感じられるのだ。
つまりは、ややニューメタルの方向へと舵を切り直したように思われるということだ。
この辺は好みが分かれる部分であるとは思うのだが、個人的には分かり易いドラマチックな曲調(←ちょっとベタと言えばベタだったんだが)を湛えていた前3作が大いに気に入っていただけに、本作でのアプローチには、初聴の際には少し違和感を感じたりもした。
しかしながら、何度もリピートしていく内に、耳に馴染んできたということもあるだろうが、そういった感覚は次第に消え去り、この超絶な音塊の前にただただ圧倒される自分がいるという事態に直面するという、いつもながらの状態へと帰着することとなっていた。
何より今回は、各メンバーの演奏が凄絶。
と言えば、確かにそれはまあ、いつだってそうなのだが、本作はこれまでの1.2〜1.3割増しで手数音数が多いように僕には感じられ、難易度は確実にアップしてきていると感じさせられた。
そしてそれは、取り分けDsのC・アドラーにおいて顕著であり、極論すれば、本作はドラム・オリエンテッド作品としても聴き通せるんじゃないかとも思えた程だ。
とにかく、強烈、超絶な作品であることに間違いはない。
NEW WAVE OF AMERICAN HEAVY METALのフラッグシップとしての存在感を高らかに宣言する快作だ。