「英会話が求められるレストラン」と一口に言っても、
その形態は細かく分けるとかなり多種多様である。
和洋中、居酒屋やカフェレストランなど様々で、さらに正装推奨の高級店から
1人でも気軽に入れる店まで「レストラン」は意外に幅広い。
そのような状況下でレストラン英会話指南書に「完全」なものを求めるのは難しく、
実際のところ類書も数多くあるが、最も汎用性のあるのが本書だといえる気がする。
レストランなどで英会話の研修をする場合は本書を教科書としてもいいと思う。
見開き2ページで覚えておきたい重要表現を1つ含んだテーマが1つ取り上げられる。
左ページに英語の応対例、右にその和訳というのが基本的な構成。
シンプルなレイアウトで、量が多いという印象も難しいという印象も受けないが、
レストランでよくある状況を十分に網羅している。
CDがあればなお良かったが、表現を頭に入れた後はとにかく実践あるのみということだろうか。
ほとんど中学英語の範囲なので使いやすいが、料理用語というのは普通に学校のカリキュラムに
沿って勉強するだけでは、たいてい多くはカバーできていないものだ。
本書の他の強みとして、そういった用語の和英小辞典が充実していることが挙げられる。
レストランに勤務している方で英会話の必要性を感じている人には本書を推薦したい。