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レコードはまっすぐに―あるプロデューサーの回想
 
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レコードはまっすぐに―あるプロデューサーの回想 [単行本]

ジョン カルショー , 山崎 浩太郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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  • 曲目について:楽譜に収録されている曲目を見るには、ページ中央にある「登録情報」の「目次を見る」をクリックしてください。(一部曲目がない場合もあります)



商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

~デッカ、伝説の名プロデューサー ジョン・カルショーが綴る
   20世紀のレコード録音史~  [ジョン・カルショー:著/山崎浩太郎:訳]
■【第1部】
 第 1章:エスカレーター
 第 2章:旅
 第 3章:空
 第 4章:待機
 第 5章:爆弾と音楽
 第 6章:終わりなき六か月
 第 7章:ブリクストン通り
 第 8章:スタジオにて
 第 9章:異動
 第10章:新しい時代
 第11章:ローゼンガルテン
 第12章:大いなる年
 第13章:離れ去るもの
 第14章:変化
■【第2部】
 第15章:「基地」への帰還
 第16章:電気イス
 第17章:ステレオの誕生
 第18章:音楽家の人となり
 第19章:録音のボスたちとスタッフの記録
 第20章:フォン・カラヤン登場
 第21章:動脈硬化
 第22章:チェアマンの激怒
 第23章:ニルソンとビーチャム
 第24章:ユッシ・ビョルリンク
 第25章:≪トリスタンとイゾルデ≫の録音
 第26章:十年に一度の秘密
 第27章:カラヤンの≪オテロ≫
 第28章:失望の再会、そしてサルヴァドール・ダリ
 第29章:≪サロメ≫
 第30章:≪戦争レクイエム≫
 第31章:ならない休暇と、斉射
 第32章:≪戦争レクイエム≫の録音
 第33章:二つの≪カルメン≫
 第34章:テノールをめぐるトラブル
       エリック・スミスによるエピローグ

内容(「BOOK」データベースより)

デッカ、伝説の名プロデューサー、ジョン・カルショーが綴る20世紀のレコード録音史。

登録情報

  • 単行本: 537ページ
  • 出版社: 学習研究社 (2005/4/1)
  • ISBN-10: 4054022766
  • ISBN-13: 978-4054022768
  • 発売日: 2005/4/1
  • 商品の寸法: 19.5 x 14 x 4.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 210,581位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
クラシックにある程度詳しい人なら、一度は耳にしたことがある名プロデューサー、ジョン・カルショーの回想録です。クラシックのことをあまりよく知らない人が読むと、いまいち分かりにくいかもしれませんが、帯に載っているショルティやブリテン、《ニーベルンクの指輪》というのを聞いて、何のことだか分かる人は、間違いなく面白く読めます。事実、500ページ以上の著作ですが、私は一日で読めました。

多くの人に勇気と希望を与えてきた(私も与えられた一人ですが)、クラシックの「名盤」が、実はいかに泥臭い確執を経て生みだされていったか、ということが赤裸々に語られています。いわば業界の裏話ですが、あまり下品な感じはしません。

もちろん、これはあくまでもカルショーから見たデッカという一レコード会社の話であり、他の関係者からすれば、いろいろと反論したいことがあるでしょう。たとえば、当時デッカを支配していたローゼンガルテンとルイスの、クラシックに対する無理解ぶりが本書ではかなり語られていますが、本当でしょうか。本当だとすれば、ある種のおぞましさすら感じますが。またそうした彼らの無理解ぶりが、後のデッカ転落の要因になったということが指摘されていますが、多少後知恵の感もあります。

それでも、半世紀近くもの間聞かれ続けている「名盤」を次々と世に送り出した、名プロデューサーが書いているだけに、面白いエピソードが満載です(カラヤンやセルのしたたかさ。《戦争レクイエム》を録音する際のドタバタ。ショルティの奮闘ぶり等々)。前述のローゼンガルテンとの確執は、企業経営の教訓にもなるかもしれません。

このレビューは参考になりましたか?
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kewpie VINE™ メンバー
形式:単行本
EMIのウォルター・レッグと並ぶクラシック音楽界伝説の名プロデューサー、ジョン・カルショーの自伝である。未完の大作であり、推敲の手はあまり入っていないと推測されるが、まとまりもよく、また、翻訳が実にすばらしい点は特筆されてよい。

クラシック音楽のレコードにとっての黄金期、会社内部、また現場スタッフと名演奏家たち(但し人格者はまれ)の丁々発止のやりとりが描かれており、演奏家とそのレコードを愛好する者にとって、こんなに面白い作品はそうそうあるものではない。その一方で、レコードというものが結局は商業主義の産物であり、常に最上の仕上がりとなるわけではないことも、またしばしば、会社自身が明らかに無価値と知る作品を世に出すことも、本書には隠さず書いてある。私のように年間数百枚のクラシックCDを買う者にとって、こうした告白は(想像はしていても)少なからずショックである。販売の立場から無責任な賛辞を聞かされ、それに踊らされて買ったCDがこれまでいくらあったことか。

本書はクラシックジャーナル13号で知った。そこに掲載された原書の表紙はLPレコードの盤面でデザインされており、まことにおしゃれである。それに引き替えて今回の日本語版は大判のpaperbackのような地味なつくりで、こんなに大部な本なのに、私は書店で見落としそうになった。原書のデザインが踏襲されなかったことは残念である。また、章が多いので、章末に訳注を置かれても、どこに章末があるのかわかりにくい。できれば該当ページ見開きの左側に寄せて掲載するか、せめて巻末にまとめて掲載した方が読みやすいと思った。また、ミーハーな意見を書くなら、少しくらい写真を載せてくれてもよいのに、と思った。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
第一部が第二部に比べていじょうに長いなど,未完なんだな,と.

出版の際には,カルショウはもっと推敲しただろうと思うが,

おもしろい一冊だ。

レコード史上に燦然と輝く「指輪」全曲盤は,DECCA社内では紆余曲折を

経て,やっと産まれた事。

(しかも,3つ目の「神々の黄昏」までマルチトラックレコーダが無かったというのも驚きだ!)

ウィーンフィルの高いピッチに合わす為に某所の教会オルガンを内緒で,”つめた”事などこぼれ話,裏話でイッパイ。

私が一番驚いたのはテープ録音機がかなり普及していたはずの

第二次世界大戦後でも,DECCAは,SP録音方式で録音していたという。

(思い出して欲しい!戦時下のベルリンではフルトヴェングラーの

 演奏はテープ録音され、そのテープがソ連侵攻時に持ち去られた事を!)

SP録音方式であの音質を実現していたとは,まさに驚異である。

カルショウは軍隊に居た時も,SP盤を手放さずSP盤と共に行動し,その姿は回りからは異様に見られたそうだ.

私も子供の時,少ない小遣いを切りつめ,昼飯を我慢してレコードを買うお金を作ったものだ。

私にとっても3度の飯よりレコードの方が大切だ。

この本はそんな人にはたまらない魅力的な一冊だ。
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