氾濫する一億総レコーディング時代においても、
音楽をつくるということの基礎を教えてくれるという点で、評価に値する一冊。
機材、レコーディング、ミキシング、この三つの知識を欠いては、
良い音楽をつくることなどは本当のところ不可能である。
それぞれを別のものと捉えるのではなく、
ひとつひとつが、ひとつの音楽作成に向かって、
必要不可欠なものであるという認識を覚えさせてくれる丁寧に書かれた良本である。
興味のない箇所を読み飛ばさず、きっちり読み、
その上で自分の必要な部分を再度読む、という読み方をおすすめする。
DTMであろうが、MTRであろうが、テレコであろうが、
必ずぶち当たる、良い音で録れないという壁突破への第一歩になるはずだ。