リードトラックの「Buttercups」を聴いたとき、すぐに気に入りました。しかし、今回のアルバムはTravisらしさを壊すというコンセプトのもとに作られたもの。この1曲を気に入ったのは、Travisらしい繊細でメランコリーなメロディーだったからとすれば、このアルバムのコンセプトのとおり、きちんとTravisらしい習慣を壊しきれていないのではないかとちょっと不安になりました。
結果から言って、不安になって損しました。
本当に秋らしい、石畳の中世のヨーロッパの街並みを闊歩したくなる、美しく、オトナな音楽です。
この曲がよい!というよりも、アルバム全体が流れるように素敵な時間を演出。ただただ何度でも繰り返し聴きたくなる音楽です。
そして終盤に向かって、よりスタイリッシュな音楽に。
日本盤のボートラの「ロボット」は最もTravisらしさをWreckorder(習慣を壊す、の意)した曲だと思いますので、個人的には日本盤がおすすめです。
尚、シークレットトラックとして「As it comes」が再度収録されております。
この曲はフランの憧れのポール・マッカートニーにベースとして参加してもらった曲ですから、この曲で締めるとはフランは本当にこの曲に対する想いが深く、嬉しかったんだろうな、と思うと微笑ましくもあります。