このアルバムの皆さんのレビューを読むと、否の意見も多い。
スピードがなくなったという意見が多いが、スピードを望むなら他に速いBANDもいるし、
SONATAの過去のアルバムからそういう曲だけを集めて自分で編集すればよい。
真のファンならば、彼が提示してきたアルバムを受け止める許容量が必要である。
確かに全体的に速度は低下した感があるが、1曲目の「MISPLACED」は疾走感溢れる曲であり、ミドルテンポの2曲目へ続く。
4曲目のインストは美しいピアノの音色で、5曲目への序章であるが非常に良い効果を出している。
後半に入るとその速度は徐々に低下するが、後半の方が良い楽曲が多い。
9曲目は約9分の大作であり、ラストの美しいバロード調の曲へ続く。
ボーナスの11曲目もかなり疾走感溢れる良い曲だ。
特筆すべき点は、明らかに成長している彼らを感じ取れること。
1つの曲の中でも緩急をつけ、間奏部での変化は素晴らしい。
トミーは複雑なドラミングを披露し、特にバスドラの複雑さは絶妙だ!
ジャニのギターのリフも以前とは異なり、とても心地良い低音サウンドを聴かせてくれる。
ヘンリックは曲に深み与えるキーボードを披露しており、かなり効果的である。
今回特に感じるのはコーラスの厚みであり、メロディアスである基盤が深みと美であることを強調しているように思える。
まあ1つ問題を提示するなら、起承転結が垣間見れないことであろう。
曲順をもうちょっと考慮して欲しかった。
でも私は、1stとは感じが違うが、非常に良いアルバムだと思う。