本書は、米国「ビジネスウィーク」誌のニューヨーク本社編集者であり、過去には日本で10年間特派員を務めた著者が、レクサス誕生秘話と成功の理由を、関係者らへのインタビューから解き明かそうと試みたもの。「トヨタは極めて保守的でリスクを嫌う会社という評判を得ている」という認識から、著者の取材は始まる。しかし、プロジェクトに関わった技術者や米国トヨタのリーダーたちの胸の内には、熱く、極めて高い目標に向けての大志が燃え盛っていた。設計の基本となるエンジンの選択に関して、生産直前まで社内で論争が繰り広げられた事実などを明らかにし、彼らが掲げる「完全への飽くなき追求」とは何かを米国人の視点から解説する。日本のジャーナリストによる著書『レクサス トヨタの挑戦』(日本経済新聞社刊)と併せて読み解くのもよいだろう。
(日経ビジネス 2005/09/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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