登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
終わりの無い「レクイエム」,
By
レビュー対象商品: レクイエム (文春文庫) (文庫)
五篇の短編集であるが、それぞれ密度の濃い作品ばかりだ。それぞれの作品は、どちらかと言えば軽いものから、重いものへと配列されている。 最も重い内容の「レクイエム」は、最後に配されている。 この内容から、著者の長編「弥勒」の凝縮版の様な印象を受けた。 ただ、ここで話題にされるのは、太平洋戦争末期時代の事であり、 生半可に「極限状況」という言葉を使ってはならないという雰囲気だ。 「人としてしてはならない事」というのは、殺人でも、強姦でもなかった。 それは、人食の事を言っているのかな?と当初思ったが、実質的には違っていた。 「レクイエム」には、物語としての起承転結はある。 しかし、この物語には、取り返しがつかず、終わりは無いとも言える。 深い悲しみが後遺する。 強く心を揺さぶられる。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
幻想の世界へ,
By ほっしー (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: レクイエム (文春文庫) (文庫)
読者を不思議な幻想の世界へ誘う短編集です。現代社会に潜む、落とし穴というべきものが書かれています。 特に良かったのは、表題作の「レクイエム」。 ジャングルの中で悲惨だった兵隊の姿が眼に浮かぶようです。 篠田さんの作品は、本当に主人公の心理描写が素晴らしいです。 読み終わった後、う~ん面白かった!と唸ってしまいました。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
泣きたくなるくらい切ない,
By ゆこりん (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: レクイエム (文春文庫) (文庫)
人の心の中にあるひずみ。それが見せる幻なのか?作者の描く世界はとても不思議な世界だった。逝く者と見送る者、心のすき間を埋め ようとする者、人生を振り返る者、語られる悲惨な過去の話に耳を 傾ける者。そのどれもが悲哀に満ちている。特に表題作の「レクイ エム」は読んでいて切なかった。自分が生きるためにしたことは、 結局自分の人生を狂わせていく。他に選択肢などあるはずもなかった のに。読後、泣きたくなるような思いが心に残った。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|