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レクイエム (文春文庫)
 
 

レクイエム (文春文庫) [文庫]

篠田 節子
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ここではない「あちら側」への六つの扉
「腕を一本、芋の根元に埋めてくれ」伯父から託された奇妙な遺言。謎の答えは遠い異国にあった。現代人の抱える闇が見せる幻想世界

内容(「BOOK」データベースより)

「腕を一本、芋の根元に埋めてくれ」大教団幹部の伯父から託された奇妙な遺言。謎の答えは遠い異国の大自然に埋もれていた。衝撃的な事実が神秘の世界を呼び起こす表題作ほか、幼児虐待の不気味さを描く「コンクリートの巣」など、別世界へ扉を開けてしまつた孤独な現代人の心の闇に迫る六つの幻想短篇集。

登録情報

  • 文庫: 334ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2002/04)
  • ISBN-10: 4167605058
  • ISBN-13: 978-4167605056
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 413,780位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 終わりの無い「レクイエム」, 2006/11/6
By 
ヤキソバ (奈良県) - レビューをすべて見る
(殿堂入りレビュアー)    (トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: レクイエム (文春文庫) (文庫)
五篇の短編集であるが、それぞれ密度の濃い作品ばかりだ。

それぞれの作品は、どちらかと言えば軽いものから、重いものへと配列されている。

最も重い内容の「レクイエム」は、最後に配されている。

この内容から、著者の長編「弥勒」の凝縮版の様な印象を受けた。

ただ、ここで話題にされるのは、太平洋戦争末期時代の事であり、

生半可に「極限状況」という言葉を使ってはならないという雰囲気だ。

「人としてしてはならない事」というのは、殺人でも、強姦でもなかった。

それは、人食の事を言っているのかな?と当初思ったが、実質的には違っていた。

「レクイエム」には、物語としての起承転結はある。

しかし、この物語には、取り返しがつかず、終わりは無いとも言える。

深い悲しみが後遺する。

強く心を揺さぶられる。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 幻想の世界へ, 2003/4/2
By 
レビュー対象商品: レクイエム (文春文庫) (文庫)
読者を不思議な幻想の世界へ誘う短編集です。
現代社会に潜む、落とし穴というべきものが書かれています。
特に良かったのは、表題作の「レクイエム」。
ジャングルの中で悲惨だった兵隊の姿が眼に浮かぶようです。
篠田さんの作品は、本当に主人公の心理描写が素晴らしいです。
読み終わった後、う~ん面白かった!と唸ってしまいました。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 泣きたくなるくらい切ない, 2006/3/27
レビュー対象商品: レクイエム (文春文庫) (文庫)
人の心の中にあるひずみ。それが見せる幻なのか?作者の描く世界は

とても不思議な世界だった。逝く者と見送る者、心のすき間を埋め

ようとする者、人生を振り返る者、語られる悲惨な過去の話に耳を

傾ける者。そのどれもが悲哀に満ちている。特に表題作の「レクイ

エム」は読んでいて切なかった。自分が生きるためにしたことは、

結局自分の人生を狂わせていく。他に選択肢などあるはずもなかった

のに。読後、泣きたくなるような思いが心に残った。
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