「14世紀の東ヨーロッパ」という、日本語版が発売されるのが信じられないほどマイナーな題材を扱ったRTSということで、思わず購入してしまいました。
さて、まずはこのゲームの舞台について。「東ヨーロッパ」とはいうものの、実際には「ロシアとその周辺地域」となっています。登場する勢力もロシア地域と関わりがあったものに限られているようですので、実質的には「中世ロシアの覇権を争うゲーム」だと思った方がいいでしょう。当然ながら、地名も人名も馴染みのない固有名詞だらけです。
次にゲームシステムについてですが、大雑把にいえばいわゆる「信長の野望」タイプのSLGです。領地を開発して国力を増強し、軍隊を強化して隣国を征服して勢力を拡大していく……というやつです。マニュアルやチュートリアルは懇切丁寧とは言いがたく、またシステムもなかなか独特なので最初はとっつきにくい感じです。しかし慣れてくると、内政に関しては割りとサクサク進められるようになります。
さて、問題なのは軍隊と戦闘です。
公式サイト等で見れば分かるとおり、このゲームはファミコンと見まがうばかりの簡易な戦闘システムを採用しているのですが、そのせいか戦いは単純な力押しになりがちです。かなり戦力差があっても双方の損害は大きく、たとえ勝っても戦闘による消耗はかなり大きくなります。その一方で兵員の補充は簡単には行えないため、一度疲弊した軍隊を再建するのはなかなか大変です。
しかし、さすが中世ロシアを舞台としているだけあって、こちらの事情などお構いなしに戦いの嵐は吹き荒れます。隣国はこちらの守りが薄くなったとみると容赦なく攻め込んで来ますし、イベントで反乱軍や凶悪なタタール人などが突然その辺に湧いてきます。そうなるとようやく整えた軍隊も、苦労して発展させた都市も、あっという間にガタガタにされてしまいます。
正直に言うと、(難易度を最低にしているにも関わらず)何度やり直しても領地や軍隊が大損害を受け、プレイを続ける気力がなくなってしまうことばかりで、現在このゲームは中断しています。
いまだに私がコツを掴めていないだけという可能性もあるんですが、かなり難易度が高いか、あるいは単にバランスの悪いゲームだという印象を受けました。独特の味みたいなものは感じられるだけに、少しもったいない気がします。