レイモン・サヴィニャック(1907〜2002)はフランスのポスター画家。
描かれた作品はもちろんポスターに使われたものばかりですが
施された工夫の数々はポスターにありがちな流行の粋を超えて
古さを感じさせません。ポスター故に物やブランドをテーマに
している作品が多いのですが、表現の仕方にサヴィニャック独特の
ひねりがあり、見ていてとても楽しいポスターばかりです。
この本では250点以上の作品を、年代順に紹介しています。
もちろんこれだけの点数ですのでサヴィニャックの代表作は
もれなく掲載されており、すべての作品がカラーで紹介されています。
また各ページの紙が割に厚いので、読んでいて気持ちが良いです。
作品ごとのコメントはあまりつけられていませんが、
1930年代〜2000年代まで10年ごとに項目がわけられていて
それぞれの冒頭でその時代のサヴィニャック全般について
わかりやすく説明されています。
見ていて色んな発見があるポスターの数々です。
こんなにアイディアが湧き出るものだろうかと掲載の
作品群を見て思いました。
手元においておくだけでとても楽しい本だと思います。