多分小説には、バンド小説なるマイナーなジャンルがあって
その粗筋は
中学校か高校でバンドを結成して、プロに憧れ、
メジャーデビューを目指すが、大体音楽関係者に悪い奴がいて
デビューはかなわず、中年になってから、再度楽器を手に取る
…オヤジ世代の青春プレイバック…
というパターンかそのバリエーションです。
本篇も上記パターンと最後がちょこっと違うが似たようなもん…
何となくパターンはわかっているのですが…
感動します。鳥肌がうっすらと立ち、目頭が所々で熱くなります。
私自身はバンド活動あるいはそもそも音楽には全く縁遠く
(小学校の授業で珍しく横笛を教えられましたが、人に話せる音楽的イベントはそのことぐらい
聞く方も歌謡曲→ふっ古い、あるいはJ-POPは聞くは聞くけど洋楽なんかさっぱりという
青春時代を送ってきました。50才間際ですので 小説の舞台より10才ぐらい上でしょうか)
従って、コードや演奏テクニックの描写をされてもピンとこないのですが、
それでも、盛り上がりシーンでは一緒に拳を突き上げたくなりますし、ラスト近くRAGEが
バラードを歌いだすシーンでは、ホロリと来ます。
バンドっていいんですね。(音楽素人の私がこんなにうるうる来ちゃうんじゃバンド活動していた人は
たまらないと思います。)
最後にバンド小説を2つほど紹介します。
五十嵐貴久『1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター』
熊谷達也『オヤジ・エイジ・ロックンロール』
どちらも爽快な読後感が味わえます。