このDVDのパッケージをみると、軽いタッチのアメリカン・ラブコメのような感じですが、内容はもっと複雑な感じです。
物語は、フランス人 VS. アメリカ人の恋愛感や家族観の比較もキーになってきます。多くの日本人にはどっちもどっち的な感はあるにしても、それも淡々とまるでパリの日常のにありがちな風景という感じで描いています。監督は「日の名残」「眺めのいい部屋」などイギリスを舞台にした大人の恋愛を描かせたらピカイチのジェームズ・アイボリー。他にも彼の作品でインドがまだイギリスの統治下にあった頃のインド人とイギリス人の恋愛映画なども見ていたので、イギリス人なのかと思ったら、以外にもアメリカ人でした。
そういう監督と主人公の姉妹たち(アメリカ人)からみたフランス人の描き方がちょっと極端でくすりと笑えたりするのですが、物語の終盤は姉妹の日常に転機が訪れます。このラストに関しては、うまくまとめっていると感心する人と、逆に拍子抜けする人もいるかもしれません。とはいえ、映画の中では、パリの観光名所が随所に出てくるので、素敵な風景を楽しめただけでも私にはかなりよかったです。お仕事などでちょっと疲れたけど、なかなかまとまった休みも取れず旅行にいけない大人の女性が、ふと息抜きで見るにはちょうどいい映画かなという感じです。